日産自動車は12日、米国・デトロイトで開催中の「2016年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)」にて、インフィニティブランドのスポーツクーペ「Q60」を世界初公開したと発表した。

インフィニティ「Q60」エクステリア

インフィニティ「Q60」のエクステリアデザインは、2015年の北米国際自動車ショーで公開した「Q60 コンセプト」の特徴的なボディラインと鋭いアングルを維持。表情豊かなプロポーションと張り詰めた筋肉を思わせるボディラインとすることで、優雅でありながらも力強さを表現した。

エンジンは2.0リットル / 3.0リットルのガソリンエンジンを搭載。3.0リットルでは、力強い走行性能を提供する新型エンジンとして、新型VRパワートレインファミリーに属する高出力3.0リットルV6ツインターボエンジンを採用している。300hp・400hpの2種類を用意し、後者はスポーツクーペクラスにおいてトップレベルの高効率となった。トランスミッションはいずれのエンジンも7速オートマチックを採用した。

インフィニティ「Q60」インテリア

インフィニティブランドの特徴である乗り心地の良さと優れたハンドリングの最適なバランスも実現。グレード標準のダイナミック・デジタル・サスペンション(DDS)を搭載することで、さらに機敏なハンドリングと快適性を提供する。インフィニティの第2世代ダイレクト・アダプティブ・ステアリング(DAS)は、ドライブ・モード・セレクターを使用することで、ステアリングの反応を好みに合わせて調整できるという。