STEP 2 クリームを塗る

さて、続いては保護クリームを塗りましょう。私は昔からM.MOWBRAY(モゥブレィ)のデリケートクリームを使っています。比較的万能な保護クリームで色も透明なので革の色を選びませんし、ベタつきも少ないので扱いやすいです。革の種類によって最適なクリームは異なりますので、わからない時はお店の人に聞いてみてくださいね。

M.MOWBRAY(モゥブレィ)のデリケートクリーム。塗りこむ前に必ず目立たないところでテストしてみてください

クリームをつけ過ぎないように、ごはん粒ほどの大きさを布やブラシに付けて使います。とは言え、布を容器に突っ込んで少量のクリームを取るのもなかなか難しいので私は綿棒を使ってクリームを取っています。

つけ過ぎないように注意

少し面倒くさいかもしれませんが、何度もクリームを取って、塗りこんで、を繰り返すのがポイントです。

縫い目のところや角はクリームが残りやすいので注意して塗ってください。全体にまんべんなく塗りこんだ後はもう一度軽く乾拭きをしてください。

縫い目にはクリームが残りやすい

STEP 3 なじませる

クリームを塗った後はしばらくなじませます(私は大抵ここでコーヒータイムにします)。

時間をおいて、クリームをなじませる

ベタつきがなくなればOKです。

STEP 4 仕上げ

最後にもう一度軽く乾拭きをして仕上げです。

乾拭きで仕上げ

余計なクリームが残っていれば落としましょう。ブラシがある人は縫い目などにクリームが残っていないかチェックしながら仕上げを行って下さい。

クリームが残っていないかチェック

中に入っていたものを戻して完了です。

お手入れ完了!

私は大体半年に1回程度、もしくは新しい革アイテムを購入した時にまとめてお手入れをすることが多いです。そしてまさに冬は乾燥の季節。お肌と同じように丁寧にお手入れをしてあげてください!

最後まで読んでいただいた方にもっと簡単なお手入れ方法をご紹介します。それはズバリ!! 「毎日使うこと」です。

毎日使うことで手のひらから適度な油分や水分が革に補給されて良い状態をキープすることができます。カバンやスーツに入れっ放しではなく、どんどん触れて使ってみましょう。

ツヤが出てキレイで味わい深い革アイテムを使っていると「あ、この人は物を大切に扱う人なんだな~」と信頼感がアップすること間違い無し!? 仕事始めでお疲れも出ておられるとは思いますが、ぜひこの3連休は革アイテムのお手入れに時間を使ってみてください。


たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。