手帳選びのシーズンになり、どこのお店も手帳コーナーの周りにはたくさんの人があふれています。人気の手帳は早くも売り切れになっているものもあるとか。

さて、今回はあまり知られていない手帳カバーのオーダーについてご紹介します。2015年の手帳として私はジブン手帳miniという手帳を購入しました。

2015年の手帳は「ジブン手帳mini」

ジブン手帳miniはビニールカバーの手帳なのですが、手帳はどうせいつも持ち歩くものなので、"一緒に連れ歩いておしゃれでウキウキして楽しい手帳"になるように革のカバーを「手作り革雑貨のお店 ブラン・クチュール」さんでオーダーしました。

ジブン手帳miniに合う革の手帳カバーをオーダー

ブラン・クチュールさんはハンドメイドの革小物やステーショナリーを扱うお店です。地中海沿岸のような明るくナチュラルな素材感、素朴でカラフルないろいろをコンセプトに毎日の生活にワクワクや幸せを感じられるような製品を作っておられます。

製品に使用している素材にも格別のこだわりが。革本来の素材感を十分に感じることができるように、タンニンなめしされたヌメ革になるべく加工を加えずに、そして染色も革の自然な風合いを残すように、なるべく薄めの染料で素朴に仕上げてあるとのことです。

ショップ店長にインタビュー

さて、今回はそんな素敵な革雑貨を提供されているブラン・クチュールの水上店長にお話をお伺いしました。

――いつ頃から手帳カバーを作るようになったのですか? また、きっかけは何ですか?

水上店長「2010年の開店当初から手帳カバーの製作をさせていただいております。あるお客様から、あまり市販されていないサイズのクオバディス用の手帳カバーのご依頼を頂いたのがきっかけでした。その後ブログや口コミなどでご紹介いただきいろいろな手帳のカバーを製作させていただくようになりました」

――手帳カバーづくりで気をつけている点やこだわりはありますか?

水上店長「やはり皆様ご自分だけの手帳カバーが欲しいと思ってご注文いただいておりますのでそれぞれの手帳にピッタリと合うように微妙なサイズや厚みの調整などできる限りさせていただいております。またHPに紹介していない手帳でもご依頼があれば専用サイズでお作りしております」

――最近のオーダーの傾向は?

水上店長「昨年に続きまして『ジブン手帳』用カバーの人気が大変強いです。今年は『ジブン手帳mini』も人気を上げておりまして負けず劣らずの勢いです。先月(9月)だけでも両方で100件近くのジブン手帳カバーを製作させていただきました」

――手帳カバーを作ろうかどうか検討している方にメッセージをお願いします!

水上店長「革のあたたかい風合いは持っているだけで気分を盛り上げてくれます。毎日手にする身近な手帳だからこそ自分だけのオリジナル手帳カバーでワクワクする一日を過ごしましょう♪」

オーダーメイドの革カバー、1年後はどうなる?

さて、私も初めての経験でちょっとドキドキしましたが、ちょうど1年ほど前に自分好みの手帳カバーを作っていただきました。色はチョコレートでほぼ日手帳のようなバタフライストッパーをオプションカスタマイズでオーダーしました。

バタフライストッパーをオプションカスタマイズでオーダー

このカスタマイズをつけることでペンがストッパーとなり、かばんの中でバタバタと手帳が開くことはありません。ペンホルダーも兼ねるのでまさに「一石二鳥カスタマイズ」ですね。革の手触りもとても良く、職人さんの手でしっかりと作られているように感じました。

ストッパー兼ペンホルダーになっています

そして約1年たった今の状態はこちら! 常に持ち歩き、仕事でかなり酷使しましたので傷が付いているところもありますがツヤがでて手になじんでいます。今でもすごく気に入っています。

1年使用した手帳カバー。ツヤが出て手になじんでいる

みなさんもご自分がお使いの手帳の革カバーを作られてはいかがでしょうか? 私が使っているブラン・クチュール製のほかにも、オーダーで作っていただけるところも幾つかあるようですよ。


たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。