『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』の主題歌を務める山崎まさよしのドラえもんとのツーショット

シンガーソングライターの山崎まさよしが、人気アニメ『ドラえもん』の劇場版シリーズ36作目となる『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016年3月5日公開)のために新曲「空へ」を提供し、主題歌を担当することが4日、発表された。山崎がアニメ映画に曲を書き下ろしたのは、今回が初となる。

2015年でデビュー20周年を迎え、現在記念の全国ツアー中の山崎。本作でメガホンを取る八鍬新之介監督と話し合いを重ね、劇中で描かれている世界観と飛翔感をイメージして主題歌を制作したという。

主題歌への起用を受けて、山崎は「歴史ある作品に関われてうれしい反面、大きなプレッシャーもありました」と吐露。それも、「自分も小さい頃よく見ていましたし、絵描き歌なんかもはやっていたので、ノートにやたら書いていた記憶があります」と語るように大人気アニメ『ドラえもん』シリーズだからこそだ。楽曲制作の際に浮かんだのは「大空を高く飛んでいくイメージ」だったが、それと同時に、「作中ののび太の成長も描けたらいいなと思い、"巣立ち"もイメージ」した。「これからどこか冒険に行くぞ! となるようなミディアムテンポな曲になりましたので、映画本編と合わせて主題歌も楽しんで聞いていただきたい」とアピールしている。

八鍬監督は、本作のテーマを「時空を超えた友情」と明かし、そこから「時代を超えて愛される楽曲を作られている山崎さんにオファーさせていただきました」と振り返る。さらに、主題歌について「原始時代の風景を思わせるスケールの大きなメロディーにのせて、のび太の自立心の芽生えが山崎さん独特の切ない歌詞で歌われています」と説明。「この曲が観客の心を『ドラえもん』の世界へと誘い、『新・日本誕生』が時代を超えて愛される作品になることを願っています」と期待を寄せた。

本作は、1989年に公開され、映画シリーズ歴代1位となる動員数420万人を記録した『ドラえもん のび太の日本誕生』のリメイク版。ゲスト声優として、新日本プロレスの棚橋弘至選手と真壁刀義選手、お笑い芸人の小島よしおが参加している。

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