家で手作りお菓子を作る時、あわせて準備したいのがカスタードクリームです。カスタードクリームは卵の黄身だけを使って作るのがポピュラーですが、白身をムダにせず、卵をすべて使用する全卵カスタードクリームの作り方を紹介します。

滑らかで素朴な味のカスタードクリームです

材料

・卵 1個

・薄力粉 大さじ1

・砂糖 大さじ3

・牛乳 200ml

・バニラエッセンス 数滴

完成したカスタードクリームは、お鍋と冷蔵庫にある材料でOK。ここで紹介するカスタードクリームは所要時間8分で完成。材料をすべてお鍋に入れて、後は火にかけてかき混ぜ続けるだけ。卵の白身を捨てることなく、手軽に作ることができました。

牛乳は200mlをあらかじめ計量カップで量りましたが、その他の材料は、計量スプーンで調節しながらお鍋に直接入れていきました。下準備で計量する手間がなく、洗い物も減らすことができます。

お鍋に卵と小麦粉、砂糖を計りながら入れます。

滑らかなカスタードを作るため、材料をまぜこみやすい順に分けて滑らかになるまで混ぜていきます。卵の白い部分や、小麦粉のダマが残っていると舌触りが悪くなるので、混ぜ込む前にダマの部分は粉上にして、卵の緒は取り除きます。

作り方

最初に卵1個と小麦粉大さじ1、砂糖大さじ3を入れて、乳化するまで泡立て器でしっかり混ぜておきます。

水分がないので、まだとろんとした感じの混ざり具合ですが、砂糖と卵をキチンとなじませておきましょう。

しっかり混ぜた状態です

最初に混ぜたたねに牛乳を注ぎ入れます。ここでバニラエッセンスも数滴入れます。砂糖が下にたまっていることもあるので、鍋底から全体をなじませるように丁寧に混ぜておきましょう。

牛乳を入れます

砂糖や小麦粉のダマがないか、もう一度確認をしてキレイに混ざったら、ここで初めて火にかけます。最初は強火で沸騰するまで温めます。この段階では牛乳の白色のままで、あまり変化はありません。一気に温度を上げるので、鍋底がこげないように、泡だて器で混ぜながら温めていきます。

ふつふつと表面が泡立ってきたら、温度を中火にします。

中火にし、引き続き混ぜ続けます

沸騰した直後から色が徐々にクリーム色に変わってきます。ぷつんぷつんと泡が立つ様子で固まり具合がわかりますが、生地が重たくなってくると鍋底が急にこげつきやすくなるので、手を休めずに混ぜ続けましょう。

突然生地が重たくなります

少し生地が重たくなってきたら、一気に固まってきます。全体がモッタリとしてくるので、好みの硬さになったら火からおろします。

火にかけている時はクリームも熱を持っているので、少し水っぽく感じますが、冷やすと少し硬くなります。

鍋を火からおろして、容器に入れ替えて粗熱を取ります。全部で6分程度火にかけていましたが、スプーンで持ち上げてもぽったり落ちるくらいのとろみが付きました。白身も混ぜているクリームなので、卵黄だけの場合と比べて白っぽい色に仕上がります。

いつも食べている朝食の食パンに、季節のフルーツをのせてカスタードをたっぷり敷きました。ちょっと甘いものを食べたくなった時に、簡単に作れるカスタードは重宝します。

シュークリームに入れるだけでなく、パンやスポンジに塗ったりディップしたりすると甘さを適度にプラスすることができます。

執筆: 竹林みか (ベル・エキップ)
猫と小銭稼ぎをこよなく愛す主婦ライターです。

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