タレントの明石家さんま(60)が、17日に放送された日本テレビ系トーク番組『踊る!さんま御殿!!』(毎週火曜19:56~20:54)で、タレント・西川史子(44)にかけた言葉が視聴者の感動を誘った。

明石家さんま(左)と西川史子

この日は「料理ダメ女子」と「グルメ男子」がゲストに招かれ、料理に関する価値観の違いをテーマに激論を交わした。昨年1月に離婚した西川は「料理ダメ女子」としての出演。「結婚するまで料理を全然やっていなかった」と言い、結婚生活でショックを受けた料理エピソードを披露した。

苦手な料理で夫に満足してもらうために、西川がとった手段が"保険料理"。1品目がおいしくなかった時のためにもう1品作り、さらにその"保険"を……と心配が重なり、結果的には多くの品数が食卓に並んでしまうようになったという。

そこでまず元夫から言われたのが「目が散る」「1種盛りにしてくれ」。そういった要望に応えながら苦手な料理作りに励んでいた西川だったが、「散々作って、最後に彼が『あー、お茶がいちばんおいしい』って言ったんです……」。「グルメ男子」としてゲスト出演した品川庄司・品川祐は「それはひどい……」と西川の立場を思い、スタジオ内にも同情の声が広がった。

ところがそれらの反応とは異なり、さんまは「『お茶がいちばんうまい』と言うのは悪気ないと思うで」。寝る前のワインを日課としているさんまが「最近気づいた」というのが、ワインを飲んだ後の水をおいしく感じること。「水だけやったらおいしくないねん。ワインを飲んで水を飲むとおいしい。だから、料理があってお茶を飲むから"おいしい"やねん」という説明に、西川は「そうか」と納得して笑顔を見せる。

さんまの持論に、品川も「お茶がコースの締めということですね」と共感。西川は「そこの工程までに私がすごく努力をしたから、変に感じちゃったんですよね」と思い直したようで、さんまは「分かる分かる」と言いつつ、「お茶漬けだけの日も欲しいねん」と今度は自身の結婚生活も振り返った。

別のトークテーマでは、元妻・大竹しのぶの手料理を「うまい」と褒めたことをすぐに"反省"して笑いに変えたさんま。お茶漬けを食べて思わず「うまい」と口にしてしまった当時を思い出し、「それは怒らはった。料理名人の大竹さんが」とオチをつけて西川をはじめゲスト陣を笑わせていた。

放送後、ツイッターでは番組に関するさまざまな感想が書き込まれ、「そりゃあそんなこと言われたらショックだ」「西川先生涙ぐんでる…」と西川に同情する声をはじめ、「さんまさん素敵」「名言だわ」「優しいな」などさんまの思いやりに感動する声も上がっている。