俳優・阿部寛が主演を務めるTBS系ドラマ『下町ロケット』(毎週日曜21:00~21:54)の「テレビウォッチャー」調査による視聴者満足度が、15日放送の第5話で、今クールの連続ドラマ最高値を記録した。

『下町ロケット』の出演陣(左から 真矢ミキ、安田顕、吉川晃司、阿部寛、土屋太鳳、立川談春、恵俊彰)

同調査は、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもので、5点満点で評価する番組の満足度は、第5話に4.29を記録。同局系ドラマ『コウノドリ』(毎週金曜22:00~22:54)の13日放送の第5話が記録した4.28を0.01ポイント上回り、10月スタートの連続ドラマの最高記録を更新した。

調査を行うデータニュースでは、全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、『下町ロケット』は、第1話で3.95を記録してから、第2話4.18→第3話4.17→第4話4.26と高水準で推移。特にこの5話は「ロケット編」の完結編で、阿部演じる佃航平が社長を務める、佃製作所が苦心の末に供給した部品を搭載したロケットの打ち上げ成功というハッピーエンドの結末が、高い満足度につながったようだ。

「テレビウォッチャー」調査での視聴者の感想からも、「役者さんが皆素晴らしい迫真の演技。終わり方も気持ちがよかった」(51歳女性)、「宇宙ロケットが打ち上げられて本当に良かった。スッキリする終わり方で気持ちが良かった」(51歳女性)、「佃の熱い想いが最後まで貫かれてとても良い締めくくりで終わった。感動した」(33歳女性)と、裏付けられている。

なお、最高値を記録した第5話は、『世界野球プレミア12』の延長により放送時間が大幅に繰り下がったにもかかわらず、自己最高となる平均視聴率20.2%、瞬間最高26.0%を記録。視聴率・満足度ともに高い数字となった(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。

直木賞作家・池井戸潤氏の同名小説を原作とする本作は、阿部演じる元宇宙科学開発機構の研究員だった佃製作所の二代目社長・佃航平が、ライバル会社や巨大な壁に阻まれながらも、仲間たちとともに努力していく姿を描いた作品。次回22日放送の第6話からは、舞台を"人体"に移した「ガウディ計画編」がスタートし、小泉孝太郎や世良公則らが、阿部と敵対する役柄として登場する。

「テレビウォッチャー」調査概要
・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)
・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000
・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル
・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査
・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)