余計なものを隠してスッキリ見せることは収納の基本。そんな中、あえて「見せる」ことにより強いインパクトのあるコーディネートを作ることができます。ここで紹介するのは、メリハリの利いたコーディネートアイデア。「隠す」と「見せる」のお手本とも言える例なので、収納が苦手な人は必見です!

見せるものは厳選して大胆に!

キッチンスペースでひときわ存在感を放つのがこの食器棚。「今の家に引っ越してくる時に買った、ほぼ唯一の家具」とのことで、インターネットで見つけたそうです。収納・インテリア・キッチンスペースと、ダイニングの境界線という3つの役目を果たし、キッチンをスッキリ見せています。

並べる食器は区画ごとに「カラー」や「モノクロ」など、テーマを決めて同系統のものを集めるのがコツ。統一感のあるレイアウトができます。取り出しもスムーズに行えるので、実用性も抜群♪

逆に、「隠す」部分は徹底的に外には出さないのが重要なポイント。シンプルな中だからこそ、厳選した「見せる」アイテムが光ります。引き出しなど作りつけの収納の多さを生かして、調味料や調理器具などこまごましたものはすべて中にしまっています。

こちらの壁は、もともと白地のタイル張りだったそうですが、リビングのボードや玄関の収納でも活躍した黒板塗料でプチ改装。余計なものがないクールな空間になりました。

もちろん実用性も忘れてはいません。棚の裏側の見えない部分にホームセンターで購入したつっぱり棚とフックを組み合わせることで、調理中の便利さを確保。タオル掛け部分の端を切って作ったキッチンペーパーホルダーも備えています。

このタオル掛け、元は白だったのを「周りの色に合うように子どもにマジックで塗ってもらった」ものなのだそう。少しの工夫で統一感がガラッと変わるので、ぜひ参考にしてみてください!

お伺いしたお宅は……

Megumi さん

部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」で3,300人以上のフォロワーを持つ人気ユーザー。家族と犬2匹、猫2匹と一緒に千葉県在住。「ほどほどの味わいと生活感、暖かみがあってちょっとかっこいい」ものが好き。部屋作りのコンセプトは「ペットと家族の暮らしやすい家」。


執筆:Yume
フリーライター。緑がいっぱいの東京下町でのんびり暮らしています。カメラ片手の街歩きや旅が趣味兼仕事、と言えるようになりたい。

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