「6つ子だよ、全員集合!!トト子もいるよ♪」の出演者たち。(左から)遠藤綾、入野自由、小野大輔、福山潤、神谷浩史、中村悠一、櫻井孝宏、イヤミの着ぐるみ。 (c)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会 (c)おそま通信社

赤塚不二夫の生誕80周年を記念したTVアニメ「おそ松さん」の上映イベント「6つ子だよ、全員集合!! トト子もいるよ♪」が、本日10月16日に東京・メルパルクホールにて開催された。

全国の映画館でもライブビューイングが行われたこのイベントには、6つ子を演じる櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由の主要キャスト6名に加え、トト子役の遠藤綾が出演。キャラクターの映像にあわせて7名が1人ずつ登場すると、会場からは大きな歓声が上がる。キャスト陣は作中に登場したネタを交えながら挨拶を行い、賑やかなムードの中イベントはスタートした。

まずはじめに第3話が放送に先駆けて上映されると、その展開に客席からは笑いとどよめきが巻き起こる。続いてのトークコーナーではキャスト陣7名に加え、藤田陽一監督、シリーズ構成を務める松原秀、フジオプロから桑原正人が登壇。各々から「おそ松さん」のアニメ化が決まったときの心境や、笑いが絶えないというアフレコ中のエピソードなどが披露された。

第1話の放送からその自由な展開が話題となった「おそ松さん」だが、キャスト陣は第1話に登場した「赤塚先生怒ってないかな?」「平気だよ、だいぶ前に死んだから」というセリフに対し衝撃を受けたと話す。しかし桑原は「最初は6つ子たちが普通に謝っているシチュエーションだったんですけど、キャラクターと合わないなと思って監修を入れたんです」と語り、そのセリフがフジオプロからのアイデアだという裏話が明かされた。また桑原は「赤塚ワールドをこうやって現代でもイキイキと描いていただいて、きっと赤塚先生も喜んでいると思います。よろしければ原作マンガも手にとって読んでいただければ」と観客に語りかけた。

イヤミ役の鈴村健一とチビ太役の國立幸からのビデオレターが上映されたあとは、「六つ子を見分けろ!」のコーナーに。用意されたパネルには6つ子それぞれの性格や、20歳を超えた6つ子たちの“好きなお酒とつまみ”が書かれており、キャスト陣は項目を追いながらキャラクター1人ひとりを掘り下げていく。そして「無人島にひとつだけ持っていくとしたら?」「何フェチ?」という質問に対し、6つ子たちがどう答えるかを予想する企画では、キャスト陣の想像を超える回答が続々と飛び出し会場は笑いに包まれた。

また着ぐるみのイヤミを呼び込み、記念撮影を行ったあとはイベントもエンディングへ。ここで12月4日から1月31日までの期間、池袋のテーマパーク・ナンジャタウンにて「おそ松さん」のイベントが実施されることが発表になると、観客は喜びの声を上げた。イベントの詳細は後日明かされるとのことなので、ファンは続報をお楽しみに。

最後にキャスト陣は「『おそ松さん』を「無限に続けていきたい」「ずっと演じていきたい」と、口々に作品への愛を語る。おそ松役を演じる櫻井は「おそ松のモットーが“楽しければいい”なので、僕もそれをモットーにこの作品には関わっていきたい」とコメントしながら、「『おそ松さん』のムーブメントを皆さんと起こしていけたらなと。僕もずっとおそ松をやっていきたいと思っておりますので、皆さま今後とも応援よろしくお願いいたします」とファンにメッセージを送った。なお本日のイベントのダイジェスト映像が、1月29日に発売される「おそ松さん」Blu-ray&DVD1巻に収録される。イベントに参加した人も、参加できなかった人もこちらをチェックしてみては。

TVアニメ「おそ松さん」は、松野家に生まれた6つ子を主役とするハイテンションコメディ。赤塚による「おそ松くん」をベースに、おそ松をはじめとする6つ子たちの成長した姿を描く。テレビ東京ほかにて、10月より順次オンエアされている。

(c)赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会 (c)おそま通信社