3人組女性グループ・MAXのNANA(39)が、10日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(毎週木曜21:00~/10日は21:45~)で、自身の悩みを打ち明けた。

MAXのNANA

とんねるず・石橋貴明が芸能人の悩み相談を受けるコーナー「石橋温泉」に出演したNANAは、「音楽業界が本当に厳しくて。CDが売れないんですよ」と切り出し、自身の将来に不安を抱いていることを明かした。

全盛期はCDが売れる度に住む場所も変わったと言い、デビュー当時はメンバーとの共同生活からスタートしたという。その後、一人暮らしになり、2LDK、3LDKと徐々に広い部屋に住むことができるようになっていたが、「今、ワンルームに住んでいるんですよ」と告白し、石橋をはじめ出演者を驚かせた。

NANAがかつてイメージしていたMAXの将来像は「女性版SMAP」。現実とかけ離れていることを嘆くと、石橋は「安室(奈美恵)ちゃんとやっている時に方向性とか気づかなかったのかな」と素朴な疑問を投げかける。

するとNANAは「(奈美恵は)一緒に住んでいる時からやっぱり一番努力していたんです。天才に見られがちだけど最初に一人でトレーニングはじめたりだとか」と安室の努力家の一面を称賛。「それを見て『やらなきゃ』と思うタイプでした」と自身の欠点を振り返り、当時は「奈美恵と一緒にやっているから(自分が)歌とダンスで一流になるのは無理だ」と痛感したという。

これを聞いた石橋が「なぜそこで諦めちゃったかな」と残念がると、NANAは「事務所のスタッフが『お前は老けてるな』くらいしか言ってくれなかった…」と暴露し収録現場は爆笑。「15、6なのに『お前は30代に見える』としょっちゅう言われていた」と暗い過去に触れるも、「今やっと歳相応になって中身を磨こうかなと」と前向きに捉えている。

現在NANAが新たな活動の場として目指しているのが女優業。満島ひかりと同事務所時代には共にレッスンを受けていたこともあり、その後も地道に演技を磨き続けていたという。石橋から「毒を白ワインに入れられて殺される役」という即興芝居を求められると、アドリブを生かしたコメディエンヌぶりを披露。さらに新曲のサビの後に「毒を盛られて倒れる」という追加オーダーにも見事に応えるなど、現場は爆笑に次ぐ爆笑。石橋も手を叩いて大喜びし、「すばらしい!」「これはきますね」「売れます!」とNANAの隠れた才能に太鼓判を押していた。