女優の桐谷美玲(25)が、約半年ぶりの女子高生役に挑んだ。出演するのは、主演映画『ヒロイン失格』(9月19日公開)と日本テレビ系情報番組『ZIP!』(毎週月~金曜、5:50~8:00)の特別コラボレーション企画。「めざせ!ヒロインへの道!」と題した1分間のスペシャルムービーが、14日から18日までの5日にわたって同番組内で放送される。

映画『ヒロイン失格』のメインキャスト(左から、山崎賢人、桐谷美玲、坂口健太郎)

本作は、漫画誌『別冊マーガレット』(集英社)で連載され、累計160万部(全10巻)を突破した幸田もも子氏の同名コミックを原作に、『高校デビュー』(2011年)などで知られる英勉監督がメガホンを取った作品。自らを"彼のヒロイン"だと思い込んでいる暴走女子高生ヒロイン・はとりを25歳の桐谷美玲が演じ、クールな幼なじみの利太(山崎賢人)、学校一のモテ男・弘光(坂口健太郎)の三角関係によるロマンチックコメディーが描かれる。

スペシャルムービーには、メインキャストの3人に加え、劇中で、はとりの親友・中島杏子を演じる福田彩乃も出演。利太と弘光それぞれとの会話中で繰り広げられる"ヒロイン失格"なポイントを中島から叱咤されながら、はとりがヒロインへの道を目指す内容となっている。

このムービーに合わせ、はとりと利太、はとりと弘光の組み合わせで撮影が行われた。映画の撮影から約半年ぶりに制服を着た3人。久しぶりの再会となったが、撮影中も互いに演出などを相談し合いながら役柄を再現し、時にはふざけ合うなど、時間の経過を感じさせない関係性をうかがわせた。

映画『ヒロイン失格』場面写真

半年ぶりに、はとり役を演じた桐谷は「すごく懐かしかったです」と振り返りつつ、「最初は少し不安だった」と本音もポロリ。「やっているうちに、だんだんと『こんな感じだったな』と思い出してきました」と持ち前の演技力で乗り切ったが、「今回は1人じゃなくて、利太、弘光くんそれぞれと一緒でしたし、心強かったです」とかつての同志も大きな支えとなった。

山崎は「これは本当の利太ではありません。はとりの妄想です」と笑いながら前置きしつつ、「半年ぶりくらいで、ちょっと忘れてしまってましたが(笑)、見ていただければ、はとりと利太のキャラクターが分かると思います。はとりがバーッとしゃべって、それを利太が見守るような…幼なじみの関係性が見えると思います」と太鼓判を押す。一方、山崎と劇中で恋敵を演じた坂口は、「映画の弘光と、はとりの妄想の弘光にギャップをつけようと思っていたんですけど、演じてみると弘光は弘光のままでしたね(笑)」と、弘光の強いキャラクター性を語った。

山崎や坂口が話すように、ムービーには「はとりの妄想シーン」も収録。中島のアドバイス通りにやってみたら…という設定で、利太と弘光それぞれと展開するものだが、壁ドン、頭ポン、アゴクイ、そして後ろからのハグと"胸キュン"演出のオンパレードだ。演じた山崎が「恥ずかしかったです」と思わず苦笑してしまうシチュエーションが続き、桐谷も「きっと世の中の女子がやってほしいことをはとりも妄想していると思うので、皆さんぜひ、自分に置き換えて楽しんでいただけたらと思います(笑)」とアピールしている。

(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社