ビー・エム・ダブリューは8日、「X5」のプラグインハイブリッドモデル「X5 xDrive40e」の注文受付を開始すると発表した。4輪駆動システム「xDrive」と、プレミアムスポーツカー「i8」のプラグインハイブリッドテクノロジーを組み合わせた。

BMW「X5 xDrive40e」

「X5 xDrive40e」では、エンジンに「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」に3回選出された2.0リットル直列4気筒ターボを採用。エンジン単体で最高出力245PSを発揮する。電気モーターは8速オートマチックトランスミッションに組み込まれており、最高出力113PSと非常にパワフルだ。

エンジンの駆動力を電気モーターがアシストするブースト機能により、0-100km/h加速は6.8秒に。モーターだけでも最高速度120km/hに達し、その航続距離は最長約31kmとなっている。EUテストサイクルでの燃費は3.3リットル/100kmを達成した。

SUVとしての利便性や充実した装備も特徴。駆動用バッテリーはラゲージルームの床下に格納し、ラゲージルーム容量500~1,720リットルを確保した。リヤシートは40:20:40の分割可倒式に。駆動用バッテリーはEV専用充電コンセント、またはBMW iウォールボックス・ピュアから、3.5~4時間で満充電することができる。

装備面では、走行安全性と快適性を高めるアダプティブLEDヘッドライトや、運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」、車両前方および側方をパノラマ・ビューで映し出すサイド・ビュー・カメラなど、全車に標準装備とした。

価格は、標準モデルの「X5 xDrive40e」が927万円、「X5 xDrive40e xLine」が993万円、「X5 xDrive40e M Sport」が993万円(すべて税込)。全国のBMW正規ディーラーにて注文受付を実施し、今年12月頃の納車を予定しているとのこと。