財務省はこのほど、2016年度一般会計予算の概算要求額を発表した。それによると、各省庁からの概算要求の総額は102兆4,099億円となり、過去最大を更新した。100兆円を上回るのは2年連続で、2015年度当初予算と比べて6兆680億円増加した。
国債費も過去最大更新
省庁別の要求額を見ると、最も大きかったのは厚生労働省の30兆6,675億円で、2015年度当初予算比7,529億円増加。以下、総務省が同1,556億円増の16兆4,983億円(うち地方交付税交付金等は15兆7,528億円)、国土交通省が同9,047億円増の6兆8,294億円、文部科学省が同5,249億円増の5兆8,552億円と続いた。
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2016年度一般会計概算要求・要望額(出典：財務省Webサイト) |
防衛省は同1,110億円増の5兆911億円と、過去最大を更新。このほか、内閣・内閣本府等が同914億円増の2兆7,103億円、農林水産省が同3,138億円増の2兆4,495億円、財務省が同974億円増の2兆3,039億円など、国会を除く全ての省庁で要求額が増加した。
国債費は同2兆6,036億円増の26兆543億円と、過去最大を更新した。
