ヴォーカーズはこのほど、「女性が強い会社ランキング」の結果を発表した。同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」による社員満足度を測る8項目のうち、「士気」と「風通し」の2指標に着目。2つの合計値を男女別に集計し、男女の差が「女性優位」に表れている会社を順位付けしたもの。
2位はメリルリンチ日本証券
同調査で、男性社員に対して最も差をつけたのは、恋愛ゲームアプリを主軸としたスマートフォン向けゲームを開発する「ボルテージ」だった。女性向けゲームの開発をメインとする同社は、女性社員の比率も高く、女性が活躍できる環境があることがうかがえる。
Vorkers に寄せられた評価では「人材の長期育成」の数値が他の指標より低く出ているが、産休・育休・子供の看護休暇に加え、子供の行事に参加できるようにする「チャイルドサポート休暇」や「ママランチ会」「早期復帰支援金」「託児所代補助制度」を試験的に実施するなど、働き続けられる環境づくりに積極的なことがわかる。
続く2位は、メリルリンチ日本証券だった。同社はかつて女性が社長を務めていたこともあり、女性登用についても積極的であるようだ。Vorkersには、風通しが良く、女性が士気高く働いているということがわかるクチコミが多い。
同じく外資系証券会社であるJPモルガン証券が第6位にランクイン。同社は女性社員が妊娠・出産後も安心して働き続けられるよう、「妊娠・出産・育児のあんしんプログラム」(産前産後休暇の取得や時短勤務、保育所補助金などの支援プログラム)の提供や、搾乳室設置など、子育てをしながらでも働きやすい環境づくりを行っている。
3位には、米国ジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品日本法人「ヤンセン ファーマ」がランクインした。同社は小学6年生までの子供を持つ社員に対し、週2回までの在宅勤務を許可する「在宅勤務制度」の導入など、社員のワークライフバランス向上に積極的に取り組んでいる。
4位は、三菱UFJフィナンシャル・グループ各社のシステム設計・構築を担う「三菱UFJインフォメーションテクノロジー」。同社は、厚生労働大臣が一定の基準を満たした企業を「子育てサポート企業」として認定する、「くるみん認定」を受けるなど、女性が活躍できる環境を整えている。