エン・ジャパンはこのほど、「給与」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は6月25日~7月22日、運営する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」を利用している女性1,069名を対象に、インターネットで行われた。

毎月の平均給与額「20万円未満」が6割超

「毎月の平均給与額はいくらですか?」

「毎月の平均給与額はいくらですか?」と質問したところ、最多回答となった「15~20万(30%)」を筆頭に、「20万円未満」と回答した人は64%を占めた。年代別では、「5万円未満」と回答した割合が20代は4%、30代は9%、40代では12%と、20代の3倍にまで上昇。年代が上がるに連れて非正規雇用比率が上昇する影響が伺えた。

女性51%が、お小遣いは「月3万円未満」

「毎月の自由に使えるお金はいくらですか?」

次に、毎月自由に使えるお金がいくらあるのか教えてもらったところ、「1万円未満(18%)」「1~3万円(33%)」と合わせると、過半数(51%)の女性が「3万円未満」と回答。その割合は、40代で7割にも上った。また、「1万円未満」と回答した20代は8%だったのに対し、40代はその4倍にあたる32%という結果に。年代が上がるごとに自分で自由に使えるお金が少なくなっていることが読み取れた。

「毎月の自由に使える金額に満足していますか?(自由に使える金額別)」

続いて、毎月自由に使える金額に対して満足しているか尋ねたところ「満足(31%)」「不満足(69%)」と、満足している女性は3人に1人という結果に。また、「満足」と回答した人の割合を金額別に見てみると、「5万円~10万円未満」では47%と半数に迫り、「10万円以上」では59%となった。

もっとお小遣いがあれば「趣味・娯楽」に……

「今後もっとお金を使っていきたいことは何ですか?」

もっと自由に使えるお金があった際、女性はどのようなことに使うのか調べた結果、最も多かったのは「趣味・娯楽」(20代:67%、30代:55%、40代:51%)だった。次いで「衣服・化粧品の購入」(同:59%、42%、32%)、「習い事」(同:45%、42%、32%)、「交際費」(同41%、31%、27%)と続き、自身が楽しむためにお金を使いたいという気持ちが強いことが明らかとなった。

ただし、年代を追うごとにその割合は減少する傾向にあり、自分以外の消費対象として、20代は「親孝行(41%)」、30代は「親孝行(31%)」と「子どもの教育・習い事(30%)」、40代は「子どもの教育・習い事(31%)」と、お金を使っていきたい対象が移り変わっていくこともうかがえる結果となった。