伊予鉄道はこのほど、外観をオレンジ色に統一した新デザインの郊外電車(700系1編成)の出発式典を開催した。

オレンジ色の新デザインになった郊外電車700系

出発式典の様子(写真は伊予鉄道提供)

新デザインの電車は愛媛らしさを表現したオレンジ色の車体に、白抜きの「IYOTETSU」ロゴを配した。同社は今年度の施策「IYOTETSU チャレンジプロジェクト」にて、電車・バスの車体カラーをこのデザインに統一すると定めており、市内電車や高速バス・路線バスなど、すでに一部車両へ導入済み。郊外電車ではこれが初の新デザイン導入車両となった。

出発式典は松山市駅で8月17日に行われ、愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」のほか、愛媛県と伊予鉄道関係者約30名が出席。関係者による挨拶や「みきゃん」の1日松山市駅長任命式などを行ったという。出発式で使用した新デザイン郊外電車には、11月16日まで「みきゃん」のヘッドマークが掲出される。

伊予鉄道は今年度末までに、700系の新デザイン車両をさらに1編成増やす予定。その他、市内電車は旧型車両5両・LRT3両の計8両、バスはリムジンバスや貸切バスも含めた計19両をそれぞれ今年度末までに新デザインに更新する計画だ。