名古屋市交通局は8月30日をもって引退となる地下鉄東山線5000形車両の引退記念グッズを販売する。東山線では9月1日にダイヤ改正も予定されている。

名古屋市営地下鉄東山線5000形車両

地下鉄東山線5000形車両は、東山線初の冷房車両として1980(昭和55)年に導入。電力使用量を大幅に低減できるチョッパ制御により、冷房装置を使用しても電力量を従来車両より抑えることができた。外観は軽量化を目的とした無塗装のアルミ車体、前面扉の位置を片側に寄せたことで大型化した運転席正面ガラスなどが特徴となる。最盛期には23編成が活躍したが、最初に営業投入した5101編成が廃車となった2004年から順次、後継車両に活躍の場を譲り、最後の1編成が営業運転を終える8月30日をもって5000形車両全編成が引退する。

今回販売されるグッズは、manacaチャージ券(1,000円)、引退記念ヘッドマークと5000形車両の柄の「東山線5000形引退記念マフラータオル」、携帯ストラップ、携帯クリーナー、ボールペンなど。manacaチャージ券の購入者には5000形車両ヘッドマーク付き写真をプレゼントするとのこと。藤が丘駅リニモス広場にて30日10時から販売開始し、なくなり次第終了となる。

なお、5000形が引退した後、9月1日には東山線のダイヤ改正が実施される。藤が丘~高畑間の可動式ホーム柵整備にともなう運転所要時間の増加を踏まえ、実施するとのこと。東山線以外の路線についてはダイヤ改正を行わない。