鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)で、「オイランヨウジ」の子どもの展示が始まった。

4~6月生まれの子どもたち

縞模様と尾ビレの赤い縁どりが特徴的

「オイランヨウジ」とは

「オイランヨウジ」は約20cmの細長い体を持つ「ヨウジウオ」の仲間で、静岡県以南の岩礁域やサンゴ礁に生息する。体全体に入った縞模様と尾ビレの赤い縁どりが特徴的だ。成熟すると月に1~2回、産卵をし、卵は約10日でふ化して体調約6mmの稚魚が産まれてくる。

小さくても「オイランヨウジ」の縞模様!

今回展示されたのは、今年の4月~6月に産まれた稚魚。体長は4~7mmと小さいが、「オイランヨウジ」の特徴である「縞模様」と「赤い尾ビレ」がはっきりと確認できる。稚魚の育成は難しいため、国内での長期育成例の報告は知られておらず、同館でも「オイランヨウジ」の稚魚育成の成功は初めてのこととなる。