三菱東京UFJ銀行は9日、銀行になりすました「パスワード等の入力を促す偽Eメール」や「コンピュータウィルス」などによる、インターネットバンキングを悪用した不正送金事件が断続的に発生していることから、更なるセキュリティ強化策として、三菱東京UFJダイレクトのサービス内容を改定した。
ワンタイムパスワード(アプリまたはカード)の利用が必須
8月9日以降、新たに三菱東京UFJダイレクトを契約した顧客は、振込などの取引でワンタイムパスワード(アプリまたはカード)の利用が必須。ワンタイムパスワード(アプリまたはカード)を利用しない場合、振込などの資金移動の取引は利用できない。
また、ワンタイムパスワード(アプリまたはカード)を利用中で同日以降にワンタイムパスワード(アプリまたはカード)の利用を解除した顧客も振込などの資金移動の取引は利用できない(確認番号表(乱数表)で取引することはできない)。
ワンタイムパスワード(アプリまたはカード)が必要となる取引
- インターネットバンキング:振込、外国送金、税金・各種料金払込(Pay-easy:ペイジー)、振込等の利用限度額の変更、ネット決済サービス(eペイメント、ネット振込(EDI))、Suicaチャージ(スマートフォンのみ)
スマートフォンアプリの統合について
8月8日をもって、「ワンタイムパスワードアプリ」は各種アプリストアへの提供、および利用登録の新規受付を終了。すでに「ワンタイムパスワードアプリ」の利用登録が完了している顧客は引き続き利用できるが、その後、機種変更などを行った場合、「三菱東京UFJ銀行」アプリで再度利用登録を行ってほしいとしている。
「三菱東京UFJ銀行」アプリからの振込
アプリからの振込ではワンタイムパスワードの入力が不要になった。
PC、スマートフォンブラウザからの振込
「三菱東京UFJ銀行」アプリでワンタイムパスワードを表示できるようになった。
ワンタイムパスワード設定用番号の自動音声案内の提供開始について
8月9日以降、ワンタイムパスワードの利用登録に必要な「設定用番号」の案内方法を、電話による自動音声案内に変更した。今後は設定用ハガキの到着を待つことなく、ワンタイムパスワードの利用登録ができる。
顧客にとって、より見やすく使いやすいインターネットバンキング、スマートフォンアプリとなるよう引き続き改善を行っていくとしている。