長崎ペンギン水族館は、コガタペンギンの1組のペアから2羽の繁殖・生育に成功し、現在人工飼育によってすくすく成長中であることを発表した。

コガタペンギンのヒナ

スタッフが親代わりになって飼育中

国内に4箇所しか飼育している水族館がないという希少なコガタペンギン。過去、同館でヒナがふ化したことはあったものの大きく成長するには至らなかった。しかし今回はふ化から2日程度で人工飼育へ切り替え、スタッフが育児を担当。すくすくと成長しているという。なお、一般公開となる飼育場での展示までにはあと1ヶ月ほどの期間が必要だという。

チューブで餌をもらうヒナ(ふ化3日目)

最初は餌であるアジをミンチにしたものをチューブから食べていたが、現在はアジの切り身をスタッフの手から食べられるまでに成長した。今後は、アジを丸ごと食べられるよう少しずつ慣らしていく。

ぐんぐん成長中(6/28撮影)

ふ化時34gしかなかった体重は、現在約900gまで成長。ふさふさした毛も生え、丸みを帯び、よりペンギンらしさが出てきた。