俳優の小出恵介が、今年の秋にフジテレビで放送される4夜連続の深夜ドラマ『それでも僕は君が好き』(関東ローカル)で主演を務めることが7日、分かった。
同作は、台湾の人気脚本家・徐誉庭の小説『馬子們!(「マーズマン」訳:彼女たち)』を原作にし、現在、別冊少年マガジンで連載中の『それでも僕は君が好き』をドラマ化するもの。
小出演じる、どこか憎めない"ダメ男子"・芹澤祐輔が、10歳から29歳になるまでの恋愛遍歴を振り返るというストーリーで、大切なのに傷つけてしまった、4人の彼女たちとの経験を、エキセントリックな表現や過剰なリアクションで描き出す。
小出は、台本を読んで「『ドラマでやっていいのかな?』と感じるくらい自由に書かれている印象でした。かなり"攻めている"作品です」と感想を語る。さらに「こういう内容の台本の場合、現場では、ほどほどにやるんだろうなと思っていたのですが、実際はそれの倍くらいの演技をするという異例の雰囲気でした」と、作品の本気度を実感。下ネタのシーンが多いそうで、小出は「パンツ一丁のシーンがいくつもありました」「1日で何人もの女性とキスシーンを経験して、"エロ酔い"しました」と、笑いながら振り返った。
"攻めている"場面はラブシーンでも。小出が「ドラマでここまでのラブシーンは初めて」というほどの撮影で、「いろいろと迷うところもありましたが、変に力みすぎず、相手をきれいにみせるよう心がけました」という。最終的には「うまくいったと思います」と自信を見せた。
編成企画のフジテレビ・増本淳氏は「ゴールデンタイムではなかなかできない冒険満載でお届けしたいと思い、若いキャストと若いスタッフが手さぐりで作る番組にしました」と狙いを説明。中山ケイ子プロデューサーは「小出恵介さんがとても表情豊かに演じてくださっています」と期待通りのキャスティングだったようだ。
原作が台湾の作品ということで、主題歌は、アジアを舞台に活躍し、3カ国のメンバーで構成される6人組ユニット・CROSS GENE(クロスジン)が担当。ヒットメーカー・森雪之丞が作詞を手がけ、楽曲の制作が進められている。
ヒロイン役の出演者は今後発表される予定で、小出は「"温かい気持ちになれるエロドラマ!?"だと思いますので、ぜひ楽しんでください」と、見どころを語っている。