井藤漢方製薬はこのほど、20~60代の医療関係者(医師、薬剤師、栄養士)の300人を対象に実施した「飲酒についての調査」の結果を明らかにした。調査期間は2015年6月。
飲酒をしているか尋ねたところ、73%が「普段お酒を飲んでいる」と回答した。飲酒率を職種別に見ると、「医師」は85%、「薬剤師」は75%、「栄養士」は59%で、2014年に実施した一般男女の「飲酒調査」の飲酒率69%より、医師と薬剤師の飲酒率が高いことがわかった。
また、飲酒頻度について調べたところ、医師の27%、薬剤師の22%、栄養士の7%が「ほぼ毎日飲んでいる」と答えた。医師は飲酒率も飲酒頻度も高い傾向にある。
飲酒対策によいと考えている食品や成分について尋ねたところ、「ウコン」(49.7%)、「しじみ」(46.3%)が多くを占めた。一般を対象とした調査では、「しじみ」「ウコン」「牛乳」や「カキ」などの食品に集中して いるが、医療関係者は「タウリン」「オルニチン」「肝臓水解物」といった食品以外の成分の評価も高いことがわかった。
知っている「飲酒対策サプリメント」について聞くと、「ウコン」「しじみ」はもちろん、「セサミン」(50%)、「オルニチンサプリ」(45.7%)など、具体的な成分による「サプリメント」の認知率が、一般よりも高かった。
実際に飲酒する前や、飲酒した後に摂取するサプリメントについて尋ねたところ、飲酒対策によいとされる「サプリメント」や「ドリンク」を、医師たちも一般とほぼ同率で活用していることがわかった。