ヴォーカーズはこのほど、2007年7月~2015年6月にかけて社員・元社員から投稿されたレポート回答(8万7,891件)をもとに作成した「ヒートアップ型企業ランキング」を発表した。

残業時間が月40時間以下で士気が高い企業も発表

今回は、就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」に投稿された社員クチコミのデータから、各企業の「月間平均残業時間」を5時間ごとに分け、そのグループ内の「社員の士気」(5段階評価)の平均値をグラフにした。

その結果、「士気の高さ」と「残業時間の長さ」に相関関係があることが明らかとなった。「士気の高さ」は100時間を境に急上昇しており、月間100時間以上もの残業が求められる環境においては、より高い士気が必要、若しくは士気が高いが故に、残業時間が100時間を超えるという状況があるようだ。

社員の士気の平均値

残業100時間以上で士気が高い、「ヒートアップ型企業」ランキングで1位となったのは、オープンハウスだった。同社は社員の士気が5段階評価中4.5と非常に高い。クチコミでは「評価制度は売り上げと直結している。かなり公正に結果で評価されている」などもあった。

同じく不動産業界で5位のセキスイハイム東北も「1件の契約ごとに給与とボーナスでプラスになるので仕事のモチベーションは高められる」といったクチコミがあった。明確な評価や報酬がある点が長時間残業をいとわない高い士気につながっていると考えられる。1~5位までは不動産業界とコンサルティング業が占めた。

残業100時間以上で士気が高い、「ヒートアップ型企業」

月間平均残業時間が40時間以下で「社員の士気」評価平均が高い企業1位は三井不動産、2位はスターバックス コーヒー ジャパン、3位はスタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーだった。

残業40時間以下で士気が高い「メリハリ型企業」

上位のクチコミを見ると「有休も取りやすく長期休暇もきちんと取れる」(三井不動産)、「アパレルには珍しく土日のどちらかは休める」(ザラ・ジャパン)など、企業側のしっかりとした制度作りと、社内の風土がワークライフバランスのメリハリにつながっていることがわかる。