日本記念日協会に登録されている「ウルトラマンの日」である7月10日、渋谷の「ヴィレッジヴァンガード FREAKS渋谷パルコ店」にバルタン星人とダダが襲撃し、抗議活動を行った。
実は今回の活動は、7月10日に発売された『Peeping Life×怪獣酒場 かいじゅうたちがいるところ』の発売記念イベントの一環。本作品はCGアニメーション作家・森りょういち氏による約5分のショートアドリブストーリー『Peeping Life』と、エンターテインメント居酒屋「怪獣酒場」がコラボレーションしたアニメ作品で、擬人化した怪獣たちの日常が描かれている。
渋谷パルコを襲撃したバルタン星人は、開口一番「DVDの注目度を上げるための便乗作戦」と言い放ち、「『ウルトラマンの日』というものは大反対! ウルトラマンの日、反対ーっ!」と巨大なハサミを天に掲げて抗議。また、「怪獣の日」の制定も目論んでいるようだが、「どこに申請すれば良いのかわからない。"東京特許許可局"で良いのか? 誰か教えてくれたまえ」と目の前の地球人に問いかけながら、困惑していた。
さらにバルタン星人は「今やウルトラマンたちもうらやむほど超人気の我々、ウルトラ怪獣たちが活躍するDVDがついに本日発売だ。我々のオアシスとなっている『怪獣酒場』でくつろぐなど、怪獣たちの意外な日常をのぞける脱力系スローライフアニメとなっているので、買わないと絶対に後悔することになるだろう」と作品を全力でアピールした。
また、イベントには森りょういち氏も登場。「『Peeping Life』という作品を4・5年作っているが、ついに怪獣にまで及んでしまった。今回『出演していただけますか?』と怪獣たちに頼んだところ、最初は渋っていましたが、説得を続けて、なんとか許可をいただきました」とウルトラ怪獣たちに気圧され気味。さらに森氏は「作品ではカネゴンが大阪店の店長になる前の、怪獣酒場でのバルタン星人とのやりとりも描かれています」と注目エピソードを紹介していた。
その後、バルタン星人とダダは、ヴィレッジヴァンガード店長に同DVDの販促強化のためコーナー設置を迫ったり、来店者にチラシを配布したりして、DVD購入を呼びかけていた。なお、YouTube「ウルトラチャンネル」では、本作の第1話が無料配信されている。