巻き爪も場合によっては健康保険の適用対象となる

一般的に美容系施術は「保険適用外」と考えている人もいるかもしれませんが、実は保険が適用されるケースは意外と多いのです。今まで「保険が適用にならない……」と治療を断念していた人、あきらめないでください。一定の条件を満たせば、健康保険が適用されるかもしれませんよ。

今回は健康保険が適用になる美容系施術と、どのような条件なら健康保険が適用になるのかをご紹介します。

夏本番前に気になるワキガを治したい

夏になると、特に気になるのがワキの臭い。「自分は臭っていないかしら……」と気になっている人も少なくないのではないでしょうか。

あまりにもワキの臭いがきつい場合は「腋臭(えきしゅう)症」、いわゆるワキガの可能性があると思います。このワキガを治療するにはさまざまな方法がありますが、「剪除(せんじょ)法」による治療はワキガ治療の中では唯一、健康保険の適用が認められています。

剪除法とは、医師が目で直接確認しながらワキガの臭いの原因となるアポクリン汗腺を丁寧に取り除く方法のこと。治療方法としてはかなりの効果が見込め、他の方法よりも改善率は高いようです。治療は2時間程度で済み、半永続的に効果があります。保険が適用されると、片側のワキにつき2万円程度で治療することができます。

症状によってはほくろ除去も対象に

ほくろも女性の悩みのひとつですね。「顔にあるほくろ、なんとかならないかなぁ」と悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。ほくろを除去するというと、自費で高額なお金がかかるというイメージがありますが、保険が適用になるケースもあります。

ほくろの治療には大きく分けて「切除手術」と「レーザー治療」があり、切除手術の場合は保険適用になることが多いようです。レーザーによる治療も少数ではありますが、保険適用で治療を受けられる病院もあります。

ただ、一口にほくろと言っても、良性と悪性のものがあります。「悪性や悪性の疑いがある」「痛みがある」「大きい」など、治療を目的とする場合のみ保険の対象となるのでご注意を。健康保険が適用されると、切除手術の場合で1万円程度になります。

働く女子に多い巻き爪の治療も!

働く女子に多い「巻き爪」。巻き爪とは、爪の角が食い込んで痛みを伴う状態のことをいいます。ハイヒールなどの窮屈な靴や先のとがった靴を履き、足の指が圧迫されることで生じます。

手術による治療を行った場合には、巻き爪も保険が適用になります。手術では足の指に局所麻酔の注射を打ち、食い込んでいる爪の部分を切り取り、再び爪が生えてこないようにします。手術時間は30分程度です。健康保険が適用されると、5,000円~8,000円程度で治療を受けることができます。

まずは保険診療可能クリニックかどうか確認

今回は健康保険が適用になる美容系施術の例をご紹介しましたが、そもそもの前提条件として、病院やクリニックが保険診療可能であることが必要です。美容クリニックの中には保険診療を一切行っていないところもあるので、事前に調べるようにしましょう。また、保険適用になる症状かどうかは医師の判断によるところも大きいようです。

今回紹介した事例の他にも、逆さまつ毛やあざ、眼瞼(がんけん)下垂なども一定の条件を満たせば健康保険が適用になるケースがあります。美の追求は女性の永遠のテーマ。費用が心配でなかなか治療に踏み切れなかったという人も、あきらめずに情報を収集してみましょう!

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筆者プロフィール: 武田明日香(たけだ あすか)

エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル! 」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「web R25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)。