ダスキンが運営するミスタードーナツは7月8日、「ミスターサマードーナツ」3種を期間限定で発売する。販売は9月中旬までを予定。日本に上陸して45周年を迎えた同社で、夏向けのドーナツを販売するのは今年が初めて。暑くなる夏にこそおいしいドーナツを、発売に先がけて食べてきた。

「ミスターサマードーナツ」(左から「ベリー」「レモン」「チョコ」、各・税込183円/東京都と神奈川県内のみ各・税込205円)

ミスターサマードーナツは、しっとりして軽い食感のドーナツ生地でホイップクリームを挟んだ新商品。「ベリー」「レモン」「チョコ」の3種類があり、価格は各・税込183円(東京都と神奈川県内のみ各・税込205円)。3種セットで税込540円(東京都と神奈川県内のみ税込600円)のセット販売も行う。

「夏に食べたくなるドーナツ」を開発

試行錯誤して生み出された"夏向けのドーナツ"のこだわりを見ていこう。

夏に食べられるために意識したというのは、まず見た目。ドーナツに甘いクリームペーストの「アイシング」をふんだんに使って、涼しげな見た目を実現した。ベリーとレモンにはヨーグルト風味のアイシング、チョコにはチョコアイシングがかかっている。

「ミスターサマードーナツ ベリー」はヨーグルト風味のアイシングとブルーベリーソースがかかっている

「ちょっと甘すぎるのではないか?」と思う人もいるだろう。しかし、甘さも夏向けに調整されているのだ。後味をすっきりとさせるために、ベリーにはブルーベリーソース、レモンにはレモンソースをアイシングの上にかけて酸味をきかせてある。チョコでは、アイシングの油分を減らして甘さを抑えた。

「ミスターサマードーナツ レモン」はヨーグルト風味のアイシングにレモンソースがかかっている

「ミスターサマードーナツ チョコ」はチョコアイシングにアーモンドがトッピング

次のポイントは食感だ。暑い季節に好まれる、ふんわりした口解けのよさを出せるよう製造過程で工夫したという。今回は通常よりも長時間ミキサーをかけて空気を多く含ませたことで、しっとりとして軽い生地になっているとのこと。

しっとりとした生地が楽しめる

この商品をテイクアウトした際は、冷蔵庫で冷やしてみてほしい。ミスターサマードーナツは冷やしても生地が硬くならず、さらにしっとりとした食感になっているという。目安としては30分くらい冷やすのがおすすめだ。

昨年の「コットンスノーキャンディ」の登場から、夏向け商品を本格的に開発し始めたミスタードーナツ。ダスキンのミスタードーナツ事業本部広告販促室室長の喜多晃氏は、「今回の新商品は、これまで以上に手間と思いが詰まった商品です。今年はミスタードーナツが、日本の夏をよりいっそう涼しくしていきたいと思っています」と意気込みを語った。