アイドルグループの私立恵比寿中学(以下エビ中)が6月27日、初の全国ホールワンマンツアー「私立恵比寿中学飛び出せ全十ホールツアー 2015～わっくわくはるバルーンGOGO～」のファイナル公演を東京・渋谷のNHKホールで行った。

私立恵比寿中学(上段左から松野莉奈、星名美怜、安本彩花、小林歌穂、下段左から真山りか、中山莉子、柏木ひなた、廣田あいか)

同ツアーは、4月11日の宮城公演を皮切りにスタート。追加公演含め、全国11カ所、13公演に及び、2カ月以上にわたって開催された。チケットは発売されると同時に全公演即完売。延べ約2万6,000人を動員し、6月6日の大阪公演では、ライブビューイングを全国22カ所の映画館で実施した。

ファイナル公演のエンディング曲となっていた「買い物しようと町田へ」を終えると、廣田あいかは「途中体調が悪くなってしまったメンバーが出たり、正直辛いこともありました」とツアーを振り返り、「全国どこに行っても、大きな声援の後押しがあったからこそこうやって笑顔でファイナルを迎えられました」と感謝。星名美怜は、「年末またここに戻ってこれるよう頑張ります」と『NHK紅白歌合戦』への出演をにおわせる発言でファンを盛り上げた。

この日はフィナーレを飾るべく、3つのサプライズが用意されていた。星名の”紅白出場宣言”の後にメイキング映像が流れ、そのまま閉幕かと思いきや、客席からの熱狂的なアンコールに応えてメンバーが再登場。同グループのキャッチフレーズにもなっている楽曲「永遠に中学生」を歌い、今ツアー初となるアンコールに会場は沸いた。

コンサート終盤には、この日17歳の誕生日を迎えた安本彩花にメンバーからバースデーケーキと歌のプレゼント。安本のソロ曲「またあえるかな」を歌唱して本人を驚かせた。そのほか、今ツアーの舞台音楽を書き下ろした姉妹ユニットのチャラン・ポ・ランタンも駆けつけ、エビ中のニューシングルに収録されている「吟遊詩人」を披露した。

サプライズ演出の連続で、ツアーファイナルを終えたエビ中。8月22日には、新潟・国営越後丘陵公園の野外特設ステージにて「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 長岡2015」の開催も決定している。