女優の水野美紀が4日、東京・スペースFS汐留で行われたTBS系ドラマ『37.5℃の涙』(7月9日スタート、毎週木曜21:00~21:54)の特別試写会に登壇し、演じる役柄が原作のイメージと違うことを強調した。

『37.5℃の涙』に出演する水野美紀

このドラマは、椎名チカのコミックを原作に、蓮佛美沙子演じる新米病児保育士・杉崎桃子が仕事、恋、家族、友情に向き合いながら成長していく物語。水野は、桃子が所属する病児保育士の派遣会社「リトルスノー」の先輩保育士・関めぐみを演じる。

このめぐみは、原作では「33歳の巨乳」というキャラクターだが、水野は「私33歳でもないし、巨乳でもないし…」と困惑の表情。「原作を読んでびっくりした」「他のみんなは、原作から本当に抜け出てきたみたいで、ぴったりなんですよ! 」「私だけ大幅に原作から外れていて大丈夫なのか!?」「(役者の)人材がたまたま見つからなかったのか…」と、次々に不安を口にした。

しかし、オファーが受けたからには、与えられた役をしっかり演じ切る構えを見せた水野。撮影現場にはいつも最初にスタンバイし、「隊長」と呼ばれているという。「原作者の先生のGOが出たから(オファーが)来たんだろうと思います」と自信を見せると、会場に駆けつけた原作の椎名氏は大きくうなずいていた。

それでも、水野は不安が収まらない様子で、「原作ファンのみなさんには、ここだけ申し訳ないということをお伝えしたい」と、最後まで恐縮しきりだった。