元宝塚月組トップスターで女優の紫吹淳(46)が、29日に放送されたテレビ朝日系『しくじり先生3時間SP!!』(19:00~)に出演し、バラエティ番組の影響で宝塚の関係者や一部のファンから批判の声があったことを明かした。
番組では、「ひとりではなにもできない」私生活を告白。その原因は、15歳で宝塚音楽学校に入学して以来、年上の同期から甘やかされたことや、私設ファンクラブ代表で現在はマネージャーとなったスタッフに身の回りの世話をしてもらってきたため。この日も「46年間掃除機の使用なし」「31年間ひとりで外食なし」「26年間料理経験なし」などの驚きエピソードを連発した。
最近はこの手の話題でバラエティ番組に出演する機会が増えている紫吹だが、その活躍のきっかけとなったのは"荒療治"を目的としたマネージャーの独断だった。「イメージは崩壊し宝塚の関係者の方や一部のファンからはたくさんの批判を受けました」と出始めの頃は風当たりが強かったようで、「当時はバラエティが嫌で嫌で仕方なかった」と吐露。しかし、私生活に関して世間の批判的な意見を聞き続けたことで「自分は変」「やばい」と自覚することができたという。
宝塚時代から「スターは生活感を出してはいけない」という一心で、外食なども含めて「生活感が出る行為」を避け続けてきた紫吹。46歳になった今、「女友達はゼロ」で相談する相手もいないが、バラエティへの進出がきっかけで「自分のダメな部分を受け入れ、自然体な自分で頑張ろう」という意欲も芽生えた。今では「素の自分で出るバラエティがものすごく楽しい」と思うようになり、支えとなったマネージャーに向けて「とても感謝しています」とメッセージを送った。