タレントのタモリが、28日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『ヨルタモリ』(毎週日曜23:15~23:45)で、「今度は俺のことを聞いて」と本音を漏らした。

タレントのタモリ

この日のゲストはコピーライターの糸井重里氏。年齢ごとに変化した好みや考え方の話題で盛り上がる中、同番組でバーのママ役を務める宮沢りえは「楽しそう」とその年のとり方をうらやましがり、糸井氏は「みなさんが優しいから。聞いてくれるからこんなこと言っていられるだけで……」と説明した。

「聞いてもらえない60代はつらいですよ」という糸井氏は、「タモリさんなんて毎日聞いてて」と『笑っていいとも!』時代のタモリを回顧。"岩手でジャズ喫茶を経営する吉原さん"に扮するタモリは「あの人は32年間、聞き続けてきたから」と笑いながら当時を振り返った。

そして、白ワイン片手に酔いが回ったのか、「もう、飽き飽きしたね! 昼も日中から。32年間聞き続けてきたから、もう飽き飽きした」と本音をポロリ。同番組で口数の多いキャラクターを演じるのはその反動であることを認め、「今度は俺のことを聞いてよ」と呼びかけた。

さらに、客役として出演しているエッセイストの能町みね子氏が「32年間たまりにたまったものを」と探ると、タモリは再び「32年間、聞いたんだよ俺は」と吐露。キャラクターを忘れて「俺は」と語るタモリに出演者たちがツッコミを入れると、タモリは「"俺は"じゃないや」と照れくさそうに笑ってごまかしていた。