YKK不動産は12日、YKKとYKKAPの新本社「YKK80ビル」が竣工したことを発表した。入居は、8月中旬を予定している。
新しい「顔」をつくるYKK80ビル
YKK80ビルは、設計を開始した際に東日本大震災が発生したことから、最も優れた耐震構造の検討をし、大地震時にも被害を最小限とする免震構造を採用したという。
一般的なオフィスビルに比べ、約60%のエネルギー削減を目指し、放射パネル・デシカント空調・微気流による快適な執務環境を整えている。また、120年を目標とする長寿命なアーキテクチャーとすることや、多様な働き方に対応するワークプレイスとすることなど、様々なアイデアも盛り込んでいる。さらに、建物デザインはシンボリックで存在感があり、機能的なファザードデザインとなっている。
同ビルの所在地は、東京都千代田区神田和泉町1番地。面積は2万919.85m2。高さは、建築物が39.95m、最高部が51.05m。