長野県は8日、サービス産業振興の一環として、IT人材の県内誘致を図る「まちなか・おためしラボ」の参加者を募集することを発表した。

「ためし」に住んでもらい、IT人材・企業発掘

長野県でITやってみませんか?プロジェクト「まちなか・おためしラボ」

同プロジェクトは、地方で事業実施を考える首都圏等のIT人材や企業に、県がオフィスや住居を提供し、県内に住みながら仕事をする「おためし」の機会を提供する。本格的な居住や事業実施を検討してもらうことで、県内へのIT人材誘致につなげる狙いだ。

支援内容としては、主に県有の一戸建て住宅を無償で提供する。(一部有償となる場合がある)。さらに、オフィス利用料 (最大6カ月の月額利用料)、移転費、首都圏等への事業用交通費なども補助される。補助金の総額は1人あたり上限30万円(1組3人の場合上限90万円)となっている。

実施場所は、長野市、上田市など。実施期間は平成27年9月~平成28年3月中旬(最長6カ月)。募集人数は、5組(事業者)1組3名まで。書類選考及び面談により決定する。応募対象者は20~40歳で、首都圏等に居住し長野県でITを活用した事業を自ら行いたい人や、地方へ拠点設置を検討する首都圏等のIT企業など。

募集期間の6月1日~7月21日に、参加希望者から経歴や期間中に行う事業の計画書を受け付ける。説明会は、6月27日17時30分~20時で、場所は銀座NAGANO。 見学会は、受付期間中の希望により随時、現地見学会を開催する。受付終了後、書類選考により面談対象者を決定する。面談は8月1日午後(1組20分程度)で、場所は銀座NAGANOとなっている。