――そんな『騎士行進曲』に続いて、5月20日にはニューアルバム「ONE WAY」が発売されます

atsuko「ここ2年くらいのシングルを集めたベストアルバム状態です」

ニューアルバム「ONE WAY」のジャケットイメージ。左が初回限定盤で右が通常盤

KATSU「オリジナルが1曲入って、BONUS TRACKとして『騎士行進曲』のREMIXが収録されます。あと、初回限定盤にはジャケットでも巻いているハチマキがついてきます。このハチマキは2m50cmくらいあるんですよ」

――2m50cmというとかなり長くないですか?

KATSU「長いほうがカッコよかったので(笑)。最初は3mにしようと思っていたんですけど、女性にはちょっと長すぎるので、2m50cmになりました」

――今回、ベストアルバム的な1枚になった経緯は?

atsuko「本当はもっと早くアルバムを出したかったんですけど、意外と時間が掛かってしまって……。実際、このアルバムに収録されているよりも、もっとたくさんの曲を作っているわけですよ。そこに中川翔子さんや小松未可子さんに書き下ろした曲も並べてみると、自分たちの歴史が見えてくる。その時代におけるマイブームみたいな感じですね。そういう流れを垣間見ながら、2年間の成長も見られる。angelaはまだ成長しているんですよ(笑)。それらをすべて聴いて、感じてもらえるとうれしいですね」

――今回、2曲のセルフカバーも収録されますね

atsuko「人に提供する曲の場合、自分では歌わないことが前提になるじゃないですか。あくまでも提供するものとして、こうなったら楽しいだろうとか、こうなったらカッコいいだろうって考えて作るんですけど、それがいざそれが自分に帰ってきてみると……。レコーディングで冷静に、あらためて向かい合ってみると、これは体力がいるぞ、ライブで歌うとけっこう大変だぞって、思わず反省してしまいますね(笑)。自分に帰ってきて、初めて気付くことも多いです」

――やはり相手に合わせて作りますからね

atsuko「たとえば『キラキラ-go-round』の場合、中川翔子さんが歌うことを前提に書いたわけですが、しょこたんはライブですごく弾けるんですよ。そういう姿を知っていたので、それならコール&レスポンスがいっぱいあったほうがいいなと思って作ったら、本当に多くて(笑)。自分のライブで歌ってみたら、休憩する場所がない。しょこたんは、水も飲まずにずっとライブをするんですよ。思わず『水飲まないんですか?』って聞いたら、『水飲むのを忘れちゃうんです』って(笑)」

――小松さんに提供した「Sail away」はいかがですか?

atsuko「前半はドバラードで、ドバラードからトランスみたいになるという振り幅がすごく広い曲で、しっとりと歌った後にいきなり盛り上がっていくので、すごいパワーが必要になる曲です。あと、ライブで歌う場合、前の曲がアップテンポなものだったら、"バラード用の喉"に調整する時間がほしくなります」

――"バラード用の喉"というのは?

atsuko「アップテンポな曲を歌った後、突然バラードを歌うとちょっと喉が安定しないので、出来ればいったんMCを挟みたくなるんですよ。自分で歌ってみて、『難しい曲になってごめんね』って、あらためて思いました」

――そんなアルバムを引っ提げて行われる夏のツアーでは、香港と台湾での公演も入っているんですね

KATSU「これまでも香港や台湾でライブをやったことはあるのですが、台湾だから、香港だからというライブしか出来ていなかったと思います。でも今回は、『ONE WAY』というタイトルどおり、ひとつに繋げるという意味で、日本でのライブをそのまま台湾や香港でもやってみたいと思っています。毎年にように海外に行っていると、お客さん同士も仲良くなっていくんですよ、海外のファンと日本のファンが。それも含めて、国境はないんだというライブにしたいです」

――特別な海外公演ではなく、あくまでもツアーの中のひとつというわけですね

KATSU「ライブの内容としては、日本と同じものを海外でもやってみようと思っています」

――ちなみに海外のライブでもタオルは回すんですか?

atsuko「もちろん回します(笑)。ちゃんとコール&レスポンスもしてくれるんですよ。ただ、台湾の場合、バラードを歌ったら、みんなで大合唱になりますね。日本ではあまり考えられないことですけど」

――日本だと、黙って聴くパターンですよね

atsuko「海外だと、バラードを思い切り大合唱したり、ワンコーラス歌い終わったところですごい歓声が上がったり、日本とは違った盛り上がり方をします。感情を抑えず、好きなものに対して好きという気持ちをストレートに伝えてくれる。日本はまだちょっとシャイだなって思います。そんなところで違いがありますね」

――シングル、アルバム、ライブツアーと盛り沢山の2015年前半ですが、後半に向けて何かやってみたいことはありますか?

atsuko「去年はいろいろ重なって、学園祭に出られなかったので、今年はお誘いがあればぜひ出たいと思っています」

――学園祭ですか?

atsuko「大学に入れる機会ってなかなかないじゃないですか。私たちは大学も行ってないので、すごく興味があるんですよ。二十歳くらいの方がお店をやったり、イベントを仕切ったりして頑張っているのをみると泣けますよね。何か胸が締め付けられるんですよ。自分もキャンパスライフをやりたかったなって(笑)」

――それでは最後に読者の方へのメッセージをお願いします

KATSU「『騎士行進曲』は、まだ皆さんの耳に馴染んでいないかもしれませんが、angelaの曲の中でも、これほど聴けば聴くほど、自分の中で消化すればするほど、気持ちよくなる曲はないという自負があります。ぜひ何回も聴いて、覚えて、そしてみんなで歌ってほしい曲です。ぜひライブに来ていただいて、みんなで行進したいと思います」

atsuko「行進はちょっと難しいかな(笑)」

KATSU「気持ちでね(笑)。この曲をきっかけに何か新しいangelaのスタイルができたと思っておりますので、とにかく聴いてほしいではなく、たくさん聴いてほしい曲になっています。よろしくお願いします」

atsuko「私たちにとってもチャレンジした楽曲で、これからドンドンと、ライブやイベントで育っていく姿を見て、聞いて、感じられるのかと思うと、今から楽しみでなりません。ぜひ皆さんもその目撃者になるべく、ツアーやイベントなどに遊びに来てください。よろしくお願いします」

――ありがとうございました