野球評論家・張本勲氏がJ2横浜FCの"カズ"こと三浦知良選手に"引退勧告"をしたことを受け、歌手で俳優の武田鉄矢が、19日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、持論を展開した。
張本氏は12日放送のTBS系『サンデーモーニング』で、カズに対して「もう、お辞めなさい」と発言。ネットで批判が噴出する中、カズは「光栄です。もっと活躍しろと言われている激励だと思ってこれからも頑張ります」と前向きなコメントをし、ネット上では称賛の声が上がっていた。
『ワイドナショー』でもこの話題が取り上げられ、武田は「いろいろあるかもしれない。張本さんも(これまで)ご苦労なさっているかもしれない」と前置きした上で、「張本さんはサッカーが嫌いなんですよ」と断言。「だって、ずっとおっしゃってるじゃない? あの番組の中で『手を使わないとは何事だ』とかね」と過去の発言を交えて主張した。
また、「相当有能な選手、昔だったら絶対に野球をやっている子が今はサッカーに吸われている」と人材が流失していることも背景にあるとし、「(張本氏は)サッカーが嫌いなんで、嫌いなサッカーに関して発言したらこうなった、ということでいいんじゃないかな」「嫌いな人はそういうことを言いがち」と分析。
一方で、「あのキングカズ。彼に向かっていろいろ言ってくれる人がいない中で、やっぱり"小僧扱い"される喜びってあるよね」とカズの思いも察する。「ゲートボールがたくさんの老人方を引きつけたのは、最初の点呼で呼び捨てにされる喜び」と例を挙げ、「そういう時に自分を呼び捨てにしたり、ニックネームで呼んだりする人にゾクッとくるのよ」と持論を展開した。