高知県はこのほど、『「高知家の食卓」県民総選挙2015』の結果を発表した。
同選挙は、高知県が誇る"食"の魅力を全国に発信していくことを目的に実施している企画で、今年で2回目となる。県内の飲食店などから県民イチオシの「食の店」を選抜するため、1月23日~2月28日の期間、県内全世帯を対象に、はがきやWEBなどによる記名式投票を受け付けた。投票総数は2万2,645票(世帯)となった。
4月8日には、高知県庁にて同選挙の結果発表と表彰セレモニーを実施した。同セレモニーには、尾崎正直高知県知事と啓発キャラクターのご当地アイドルグループ「土佐おもてなし勤王党」が出席。県内の7エリアで得票数上位となった選抜店舗54店の発表を行い、各エリア得票数1位となった店舗の関係者に選抜証書を授与した。
高知市エリアでは「藁焼きたたき定食 塩」「塩たたきのにぎり」「清水サバのお刺身」などをオススメとする「藁焼き鰹たたき 明神丸 ひろめ店」が1位となった。同店には、「藁焼きの実演が予想以上の迫力でびっくり」「塩たたき最高! 目が覚めるうまさ」といったコメントが寄せられた。なお、同店は高知県総合でも1位となった。
東部エリアでは、「ちりめんかき揚げ丼」「ちりめん丼」「なす丼」などがオススメとして挙がった「廓中ふるさと館」がトップだった。物部川エリアで1位となった「韓国料理 景福宮 本店」では、海鮮チヂミなどがオススメとされ、接客や店の雰囲気の温かさも票を集めた。
嶺北エリアでは、「普通サイズのボリュームに驚く」といった声も上がったカツ丼やオムライスなどを提供する「ひばり食堂」が1位に。仁淀川エリアでは、貝料理盛合せや焼肉カルビ定食などが楽しめる「萩の茶屋」がトップとなった。
高幡エリアの1位は、なべ焼ラーメンを提供する「橋本食堂」となった。幡多エリアでは、"焼きサバの姿寿司"や"青さのり天ぷら"が味わえる「味劇場 ちか」が1位となった。
なお、セレモニー当日の会場には、総合第1位の「藁焼き鰹たたき 明神丸 ひろめ店」を運営する明神食品の代表取締役社長・西坂法彦氏も登場。皿鉢に盛りつけたカツオの塩たたきを関係者に振る舞ったという。