阪急交通社は15日、客室を「スイート」「ロイヤル」のみとした特別編成の「トワイライトエクスプレス」で西日本を巡る2泊3日の旅を発売した。

寝台特急「トワイライトエクスプレス」。3月12日の列車をもって大阪~札幌間での運行を終えた

今回のツアーでは、3編成あった「トワイライトエクスプレス」専用編成の中から2号車を集め、1号車と合わせて計4両のスイートとロイヤルの客室を用意。食堂車「ダイナープレヤデス」とサロンカーを加えた8両編成で運行される(乗務員用車両と電源車を含む)。

ツアーは広島駅発着で、往路の広島~博多間と復路の京都~広島間は山陽新幹線「のぞみ」グリーン車に乗車。1日目は博多の老舗うなぎ料理店で昼食を取り、二日市温泉(福岡県筑紫市)に宿泊。2日目に下関駅から「トワイライトエクスプレス」に乗り、3日目夕方の京都駅到着まで、ゆったりと豪華寝台列車の旅を楽しむ。

客室は全室プライベートシャワー、洗面、トイレ付きで、ワインやジュースなどのウェルカムサービスも。車内での食事(朝1回・昼2回・夕1回)はすべて食堂車で提供され、夕食と朝食には関西を代表するパティシエやブーランジェがプロデュースしたオリジナルのパンが食べられるとのこと。夕食にはプレミアムデザートも付くという。

2名1室利用時の旅行代金は、「ロイヤル」利用で35万円、「スイート」利用で40万円。定員は20組40名(先着順)で、阪急交通社「トワイライトエクスプレスの旅」ページ、阪急交通社広島支店などで申込を受け付ける。