仙台市交通局はこのほど、職員の制服デザインを23年ぶりにリニューアルすると発表した。地下鉄の駅務員と運転士は4月1日から一斉に更新し、バス運転手は新年度から順次新たな制服に入れ替える。

仙台市交通局の新制服イメージ。冬服(写真左)と夏服(同右)

リニューアルの大きなポイントは、上衣をダブルからシングルへ変更したこと。基本カラーの濃紺ベースは変えず、制服上衣の襟に黒のアクセントラインを施すなどフォーマル性を高め、信頼感と規律正しい印象を感じるスタイリッシュなデザインとした。

これまで指定のなかったネクタイは、地下鉄が青、バスは緑のストライプ入りへと変更。これまで共通していた帽章は、地下鉄とバスで別のデザインとする。デザイン変更に加え、約1割の軽量化やストレッチ素材の採用などで機能性向上も図る。

仙台市交通局によれば、今回の制服選定にあたって職員にアンケートなどを実施し、現場の声を反映させたとのこと。デザインや仕様の見直しにより、約1割のコスト削減効果も図れるという。