何気ない一杯が、思わぬ高カロリーにつながっている?

仕事や家事などの合間にホッと一息入れるため、カフェを利用する人も少なくないだろう。コーヒーにカフェラテ、カフェモカ、ミルクティー……。これらの豊富なメニューの中から、そのときの気分にあった一杯を選ぶのだが、実はこのドリンクで思わぬカロリーを摂取している可能性があるのだ。

そこで、国内の広い地域に店舗をもつ「タリーズコーヒー」で販売されているドリンクメニューの中から、摂取カロリーが高い上位5つをまとめてみた。なお、各メニューのカロリーは「タリーズコーヒー ドリンク 食物アレルギー・エネルギー情報」を参考にしており、2015年3月時点でメニュー情報に記載されているものを対象とした。


1位: 「キャラメルチョコクリームスワークル」(Enormeサイズ: 549kcal)

2位: 「キャラメルチョコクリームスワークル」(Grandeサイズ: 478kcal)

3位: 「宇治抹茶クリームスワークル」(Enormeサイズ: 416kcal)

4位: 「カシスブラウニーホワイトモカ」(HOT、牛乳使用のGrandeサイズ: 412kcal)

5位: 「チョコラテ」(ICED、牛乳使用のEnormeサイズ:408kcal)

1位は、チョコレートソースを加えたコーヒー風味のフローズンドリンクにホイップクリームとキャラメルナッツソースをトッピングした「キャラメルチョコクリームスワークル」のEnormeサイズだった。同商品のGrandeサイズも2位に入っている。トップ3をフローズンドリンクの「スワークル」がすべて占めるなど、スイーツ感覚のドリンクが軒並みトップ5にランクインしている。ちなみに最もカロリーが低いのは「こどもむぎ茶」で0kcalだ。

五訂増補日本食品標準成分によると、可食部100gあたりのカロリーは メンチカツが196kcalとなっている。すなわち、Enormeサイズの「キャラメルチョコクリームスワークル」は、300gのメンチカツに匹敵するカロリーというわけだ。おにぎり(同179kcal)でいえばおよそ3個分に相当するし、油で揚げてある即席中華めん(同458kcal)を軽く上回っていることになる。

大好きなカフェで喉を潤しただけのつもりが、ちょっとした軽食を食べているのと変わらないだけのカロリーを摂取している可能性もある―。ふだんからカフェをよく利用している人は、その事実を把握しておいた上でリラックスタイムを過ごしてほしい。

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