サイバーエージェントが運営する「Ameba」と連結子会社であるWAVESTが運営する女子中高生の今を発信するマーケティングサービス「TEENS TREND LABO」はこのほど共同で、10代女性を対象に「卒業式にまつわるトレンド調査」を実施、結果を公表した。

卒業式で好きな人からもらうものは、いまも「第2ボタン」が定番

卒業式にもらうものといえば、世代を超えて「第2ボタン」がNO.1

10代女性1,067名を対象に「卒業式に好きな人からもらうものと言えば何ですか?」と聞いたところ、70%以上が「第2ボタン」(755票/ 70.8%)と回答。次いで「名札」(87票/8.2%)、「ケータイ番号」(78票/7.3%)という結果となった。

昔から卒業式で好きな人からもらうものの定番とされてきた「第2ボタン」が今の世代でも、変わらずに圧倒的な定番アイテムとなっていることがわかった。詰め襟ではないブレザータイプの制服の場合も、「ネクタイ」「ジャージ」など学校生活で身に着けていたものをもらう人が多く、これも世代を超えて変わらない傾向と言える。

一方で、「ケータイの番号」が3番目に多いものとなり、卒業後も電話やLINE、メールなどのやりとりをするために、ケータイ番号を教えてもらうという、今の時代を反映した結果となった。

また、「Ameba」のブログネタにて「卒業にまつわる淡い思い出」を募集したところ、「彼女がいる大好きだった先輩からは第2ボタンではなく第1ボタンしかもらえなかった」「思わせぶりな態度をとっていた人からボタンを渡されてしまった」など、第2ボタンにまつわる淡い思い出も多くブログ記事に投稿された。

卒業ソング、 10代/20代は「旅立ちの日に」、30代以上は「贈る言葉」

10代女性1,920名を対象に、「卒業ソングと言えばどんな曲を思い浮かべますか?」という調査を行ったところ、約半数が合唱曲の「旅立ちの日に」(1991年、966票/50.3%)と回答。次いでEXILEの「道」(2007年、280票/14.6%)、レミオロメンの「3月9日」(2004年、276票/14.4%)がほぼ同率で続く結果になった。

10代女性の卒業ソング、約半数が合唱曲の「旅立ちの日に」

一方、20代~40代にも同様にアンケートを行ったところ、20代までは同じく合唱曲の「旅立ちの日に」がトップに、10代では上位にあがらなかったSPEEDの「my graduation」(1998年)も多く回答された。そして、30代以上では、10代、20代と同じく「道」「3月9日」などの曲が多く選ばれたが、「旅立ちの日に」ではなく、海援隊の「贈る言葉」がトップという結果になった。