名古屋港水族館(愛知県名古屋市)は、このほどフラインクラゲの展示を開始した。

ドフラインクラゲ

「ドフラインクラゲ」は、傘の高さが2cmほどの小型のクラゲ。触手は4群に分かれており、各群の触手は最高で30本ある。傘の上から見ると、消化循環系の放射管(ほうしゃかん)と生殖腺(せいしょくせん)が十文字になっているのがわかる。

十文字に見えるところが放射管と生殖腺

生息する場所は北海道から四国沿岸で、名古屋港周辺では冬から春に見られるという。今年は1月下旬頃から水族館前の港に生息しているのが確認できている。このほど、展示を開始した個体も、水族館前の港で採集したもの。

展示場所は、南館2階 「日本の海」にて。