大学生になるにあたって、見た目やキャラを変えていわゆる「リア充」として大学生活を始めようとする「大学デビュー」は、しばしば人を揶揄する言葉として使われがちだ。だが、これからの生活を明るいものにしようとする試みはとてもポジティブで後押しされるべきものであるはずだ。
「大学デビュー」の馬鹿にされ感、その根底には「結局ダサい」「必死感が出てる」「裏にあるコンプレックスがばれてしまっている」「デビューしちゃいました(笑)」という、残念さがにじんでいるのではないだろうか。
そんな悲劇を繰り返さないためにはどうしたらいいのか。恋愛ライターのLISAさんによれば、「大学デビューをするとき、『今までとは違う自分に生まれ変わろう! 』と意気込む人もいますが、それでは失敗します。やっぱり無理をしすぎると、どこかのタイミングで化けの皮がはがれてしまうのですよね。そんな人は、"今の自分に少しプラスを"というイメージで変われば、恋人や友達に恵まれる大学デビューができるはず」とのこと。
具体的な心構えとしては、「例えばグループでの役割ですが、無理をして会話の中心に立つ必要はありません。そのポジションは、社交的な素質を持って生まれてきた子か、大学デビューで調子に乗ってしまっている子の場所です」。
確かに、会話に慣れていないのにぐいぐいグループの雰囲気をひっぱるなんて、早々に「こいつ無理してるな……」とばれてしまいそうだ。
無理して中心に立つよりも「おいしいサブポジション」に
そんな人におすすめしたいのが「サブポジション」だとLISAさん。「今の自分より少しプラスした自分に変わりたいのであれば、会話の中心に立っている子の話を上手に盛り上げるポジションに回りましょう。意外と、このようなポジションに目がいく人も多いのです。脇役ながらも、周りから『何だか気になる』と思われる人を目指してみてはどうでしょうか」。
さらにファッションに関しては、「見た目を変えるのであれば、少しだけトレンドを意識したファッションを。今年は男女ともにデニムアイテムが注目です。デニムコーデの中に一点だけカラーアイテムを入れるなどして、流行に敏感なおしゃれさんという印象をつくりましょう」とのこと。
全身コーデは予算的に厳しい、服を買いにいく服が無い。そんな人でも「トレンドの1点だけ」をまず取り入れるようにするのはそこまで難しいことではないかもしれない。キャラも見た目も、「無理せず少しプラスする」ことを心がけていけばもう大丈夫。明るい友人・素敵な彼氏・かわいい彼女もあなたの手の中にある。
何も大学デビューを4月から始める必要は無い。2月からしっかり準備して、4月には「こなれ感」すら漂わせながら、無理せず安全な大学デビューを目指そう。