俳優の松山ケンイチがWOWOWで6月にスタートする時代劇『ふたがしら』に主演することが26日、明らかになった。

(C)オノ・ナツメ/小学館 (C)2015 WOWOW/ホリプロ

物語の舞台は江戸。飛脚問屋で働く明るくて豪放な弁蔵(松山)とクールな色男・宗次(早乙女太一)のもう一つの顔は「赤目」と呼ばれる盗賊の一味だった。しかしある日、一味の頭(かしら)である辰五郎が「弟分の甚三郎に跡を継がせる」という遺言状を遺しこの世を去る。納得がいかない二人は一味と袂をわかち、旅立つことを決意する。

原作は『さらい屋五葉』などで新しい江戸時代劇を描くオノ・ナツメの同名漫画。監督は『ジョーカー・ゲーム』、『SR サイタマノラッパー』の入江悠、脚本は劇団☆新感線の座付き作家・中島かずき。WOWOWの連続ドラマとしては初の時代劇となる。

松山は「時代劇をやれる機会に恵まれとても嬉しく思います。太一君とどんなコンビになるのか、自分自身とても楽しみにしています」とコメント。大河ドラマ『平清盛』以来3年ぶりとなる連続ドラマ主演とあって、どんな芝居を見せてくれるのか注目だ。

原作者のオノ・ナツメは「自分の作品が時代劇になることは大きな憧れだったので、今回ドラマ化していただけることになり大変嬉しいです。弁蔵、宗次がどんな風に会話を交わすのか、どんな表情が観られるのか、周りの人物たちとどう渡り合っていくのか、わくわくしながら放送開始を待っております」とドラマ化に期待。入江悠監督も「僕のような30代の監督にとって時代劇を撮れるというのは夢のような話です。子供の頃から観て育った時代劇の面白さを思い出しながら、時代劇の本場・京都で伝統を学び、新しい一歩となるような作品にしたいと思います」と新境地開拓に意欲を燃やしている。