オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」は、首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)在住の20~49歳の男女1,335名(独身男女669名、既婚男女666名)を対象に「恋愛・結婚・家庭観」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査期間は2014年9月12日~13日。

30代既婚女性の半数が「子供は欲しくない」と回答

「第一子をつくりたいと思う年代」

調査ではまず、独身男女に対して「第一子をつくりたいと思う年代」について質問。性年代別に最も多かった回答を見ると、20代独身男性は「30代前半(32.1%)」、30代独身男性は「40代前半(30.6%)」、20代独身女性は「30代前半(39.3%)」、30代独身女性は「30代後半(25.0%)」となった。また「子供は欲しくない」と回答した人の割合は、30代独身男女は4割前後、40代独身男女に関しては半数を超える結果となった。

一方、子供のいない既婚男女にも同様の質問をしたところ、20代既婚男性の半数以上が「30代前半(55.1%)」に、30代既婚男性の半数近くが「30代後半(47.1%)」に第一子が欲しいと回答。一方既婚女性の20代は「20代後半(37.2%)~30代前半(34.9%)」にかけて、30代は「30代後半(30.3%)」に欲しいと回答するも、30代の半数近くが「子供は欲しくない(48.5%)」と考えていることが判明。30代既婚男性(23.5%)を25ポイントも上回る結果となった。

結婚後の家事分担に、男女で差

「配偶者との家事分担について」

続いて全調査対象者に、「将来あるいは現在の配偶者との家事分担」について尋ねたところ、独身男性の全年代で「二人で話し合ってお互いの負荷が同程度になるようにしたい」が最多(3割強)となった。対して独身女性はというと、20代の32.2%が「二人で話し合って決めたい(自分が多め)」と回答。また、30~40代では「特に話し合いなどせずにどちらかができる時にできる家事をしたい」と考えていることがわかった。

一方既婚者は、30~40代既婚男性は「ゴミ出しなど軽めの家事は手伝うが主たるものは任せたい」や「二人で話し合って決めたい(相手が多め)」と回答した人が多く、「配偶者に任せている」という意見も年代が上がるにつれて多い傾向となった。対して既婚女性は全年代を通して、「特に話し合いなどせずにどちらかができる時にできる家事をしたい」が多く、30~40代は「家事は全て任せて欲しい/ 任されている」という人も多く見受けられた。

20代独身女性45.5%が「授かり婚」にNO!

「『授かり婚』に対する意識」

最後に、妊娠をきっかけに結婚するいわゆる「授かり婚」について尋ねたところ、独身者のおよそ3割が「特に何とも思わない」と回答。一方独身女性は、「結婚・入籍を済ませてからのほうがいいと思う」人が30代・40代では約3割となっているが、20代独身女性に関しては45.5%と高い割合となった。

一方既婚者については、20代男性以外は「やはり結婚・入籍を済ませてからのほうがいいと思う」と考えている人がおよそ4割でトップとなり、次いで「おめでたいことには変わらないのでいいと思う」が3割強となった。しかし20代男性に関しては、「結婚・入籍を済ませてからのほうがいいと思う」が33.3%、「おめでたいことには変わらないのでいいと思う」が44.1%と、順位が逆転する結果となった。