「ピースウィンズ・ジャパン」と広島県神石高原町は、ふるさと納税の制度を犬の殺処分ゼロに生かす取り組みを行っている。

「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクト

「ふるさと納税」を犬たちのために!

「ふるさと納税」は、任意の自治体に寄付をすると、その額に応じて所得税や住民税が軽減される制度。このほど、災害救助犬の育成や犬の殺処分ゼロに取り組む、ピースウィンズ・ジャパンでは神石高原町と連携し、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」上で、神石高原町とともにふるさと納税を「犬の殺処分ゼロ」に活用するガバメントクラウドファンディングのプロジェクトを開始した。

11月11日から開始したプロジェクトは、1週間で計331件481万5,000円を集めた。殺処分ゼロを実現するための犬の養育費・医療費、施設の建設費等として、12月31日までに1億円の寄付を集めることを目標としている。

この仕組みを利用して神石高原町に寄付をすると、寄付額の95%が「殺処分ゼロ」をめざすピースウィンズ・ジャパンの活動費に、残りの5%が町の事業費に使われる。また、確定申告をすることにより、寄付額のうち2,000円を除いた額は所得税や住民税から差し引かれる。

自治体と民間が連携し、ふるさと納税の制度を殺処分ゼロに生かす取り組みは、全国初とのこと。