女優の田中麗奈が、2015年1月8日スタートのTBS系ドラマ『美しき罠~残花繚乱~』(毎週木曜21:00~21:54、初回は拡大版)で、約7年ぶりとなる民放連続ドラマ出演を果たし、不倫をきっかけに愛憎の罠にはまっていく、小悪魔性を持った主人公を演じることがこのほど、明らかになった。
本作は、岡部えつの『残花繚乱』(双葉社刊)をベースに、『ラブジェネレーション』『大奥』などで知られる浅野妙子が脚本を手掛ける連続ドラマで、不倫をきっかけとする複雑な男女の愛憎劇を描く。演出を担当するのは、『101回目のプロポーズ』『Age,35 恋しくて』などを手掛けたテレビドラマ界のヒットメーカー・光野道夫氏。今年8月にフジテレビを退職した光野(現在は共同テレビ所属)の初演出作となる。
3年間の不倫にピリオドを打ち、いわくつきの結婚に向かおうとしている主人公の34歳OL・西田りかを演じるのは、民放の連続ドラマに登場するのは2008年4月クールの『猟奇的な彼女』(TBS系)以来、約7年ぶりとなる田中麗奈。美しき愛憎の罠にはまっていき、さまざまな思惑と闘いながら真の幸せを勝ち取る"巻き込まれ型"のヒロインを熱演する。
田中演じるりかの不倫相手・柏木荘太役には村上弘明。荘太の妻・美津子役は若村麻由美が務め、田中と敵対していく。そして、りかの見合い相手だが、実は美津子に思いを寄せている青年実業家・落合圭一として劇団EXILEの青柳翔が出演。4人の恋愛&憎悪模様が複雑に展開していく。三浦理恵子や高橋かおりも絡み、男女の愛憎劇はますます複雑に。さらに、それらの愛憎劇を達観して見つめる女性書道家役を池畑慎之介が、柏木家の高校生の娘・美羽役を吉田里琴が演じる。
主演の田中は「ここにきて主演でドラマをさせてもらうことは、自分の人生にとって意外でした」と驚き、「自分の今までのイメージと全然違う雰囲気だったので、おもしろそうだなと。自分の日常とのギャップが新鮮で、すごいやってみたいと思いました」と自身の役に魅力を感じたという。また、不倫を演じることに「こんな思いをしている方たちがたくさんいるんだと思うとつらい。"不倫は良くない"で終わればいいですけど、そうはいかないから、悩んだり、ドラマが生まれてくる」と言い、「不倫をして悩んだり巻き込まれてしまったり、でも戦っていったりしている女性に、今回は寄り添いたい」と語った。
プロデューサーの栗原美和子氏は「可憐でかわいらしくはかない本来のイメージを大事に、30代の大人の色気や迫力をプラスしていただきたい。無意識の小悪魔性を持った魔性の女であるりかを演じることができる30代女優は、田中麗奈さん以外に考えられません」と期待を寄せている。
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