国土交通省は29日、2014年7月分の「不動産価格指数(住宅)」(2008年度平均=100、速報)を発表した。 それによると、全国のマンション指数は前年同月比8.2%上昇の118.6となり、19カ月連続のプラスとなった。

全国の住宅総合は前年同月比0.7%下落の91.5と、11カ月連続のマイナス。更地・建物付住宅は同2.8%下落の86.8と、同じく11カ月連続のマイナスとなった。

不動産価格指数(住宅)速報 全国(出典:国土交通省Webサイト)

南関東圏は、住宅総合が前年同月比1.7%上昇の97.5、更地・建物付土地が同0.6%下落の92.4、マンションが同7.9%上昇の115.1。名古屋圏は、住宅総合が同0.8%下落の90.3、更地・建物付土地が同1.9%下落の88.0、マンションが同7.2%上昇の115.7となった。

京阪神圏は、住宅総合が前年同月比4.8%下落の90.0、更地・建物付土地が同7.5%下落の84.9、マンションが同5.6%上昇の118.8。東京都は、住宅総合が同1.1%上昇の100.6、更地・建物付土地が同2.8%下落の95.1、マンションが同10.2%上昇の116.2となった。

また、東日本大震災の被災地である東北地方は、住宅総合が前年同月比2.8%下落の93.0、更地・建物付土地が同4.3%下落の89.7、マンションが同17.9%上昇の164.2となった。

不動産価格指数(住宅)は、年間約30万件の住宅・マンション等の取引価格情報をもとに、全国・ブロック別・都市圏別に毎月作成しているもの。