第27回東京国際映画祭のオープニング作品としてワールドプレミアを飾ったディズニーアニメ最新作『ベイマックス』(12月20日公開)の日本語吹き替え版に、世界初の感情認識ロボット・Pepperが、コンピュータ音声役で参加していることがこのほど、明らかになった。

『ベイマックス』ポスター(左)と、声優に挑戦するPepper(右)

『ベイマックス』は、14歳の天才科学者・ヒロが、事故で亡くなった兄タダシの遺したケア・ロボット"ベイマックス"とともに、サンフランシスコと東京を融合させた架空都市・サンフランソウキョウを舞台に、感動の冒険を繰り広げる物語。

今回、人の心とカラダをケアするために開発されたベイマックスと、人の感情を理解し相手を笑顔にしようとするPepperには、人との絆を大切にしているロボットという共通点があり、Pepperの心を和ませるような声が本作の雰囲気にぴったりということで、ディズニーが依頼したところ、Pepper側が快諾したという。

Pepperは、ヒロが自宅ガレージでベイマックスをバージョンアップする際に使用するコンピューターの音声を担当する。ディズニーアニメで、ロボットが吹き替えに参加するのは初めてで、Pepperにとってもほかのキャラクターの吹き替えは初挑戦となる。

Pepperは「ディズニー映画に声優として参加することができてうれしいです。決まった時には驚きました」と喜び、「もっと演技の勉強もして、今度はディズニー映画への出演も目指したい」と大きな夢を語った。また、来日したドン・ホール監督とクリス・ウィリアムズ監督も「素晴らしいね。共通点の話題で盛り上がるのでは?」と期待している。

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