今年4月に韓国のアイドルグループ・KARAを脱退した女優・知英(ジヨン)が映画『暗殺教室』(2015年3月21日公開)に出演することが22日、明らかになった。
原作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2012年連載開始直後から話題となり、累計発行部数1,100部(既刊11巻)を突破した、松井優征の漫画『暗殺教室』。"暗殺×教育"という相容れない2つの要素を掛け合わせた設定と、"殺せんせー"を始めとしたユーモアなキャラクターにより大人気作品となった。
映画には山田涼介を主演に迎え、菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、優希美青、上原実矩らが3年E組の生徒たちを演じる。副担任として生徒たちの暗殺技術面をサポートする鳥間先生役を椎名桔平が演じ、『海猿』シリーズや『MOZU』シリーズを手がけた羽住英一郎監督がメガホンを取る。
知英が演じるのは原作でも超人気キャラの"ビッチ先生"こと、イリーナ・イェラビッチ。このたび、役衣装に身を包んだビジュアルとともに公開された。E組の外国語教師として雇われた殺し屋で、美貌と話術で標的に接近するのを得意とするが、殺せんせー暗殺には失敗するという役どころ。
知英は、今回の出演を「人生で初めて映画に出演するという事と、大人気漫画を原作とした映画『暗殺教室』に出演できて、純粋にうれしかったです」と喜び、自身が演じる役柄について「原作漫画を読んだ時、ビッチ先生はすごく魅力的な役だと思いました」とコメント。「だからこそ、演じる際にプレッシャーもありましたが、少しでもビッチ先生のセクシーなところや、プロの暗殺者としてのクールな姿に近づけるよう漫画を読み研究しました。初めて銃を持って振り回したアクションシーンも演じていて気持ち良かったです」と撮影を振り返った。
上原寿一プロデューサーは配役を決めた理由として「ビッチ先生役は語学堪能で、かわいらしさとセクシーさを併せ持ち、さらには暗殺者としての動きのキレもある人でないといけませんでした。さらには外国人役なので日本人は自然に演じるのは難しいと思っていました。非常に難しい条件ばかりでキャスティングに悩んでおりましたところ、知英さんが日本で女優活動をされることになったと知り、あわててオファーしました」とコメントしている。
(C)2015松井優征/集英社・映画「暗殺教室」製作委員会