富士重工業は26日、スバル「インプレッサ」の米国仕様車に改良を施し、2015年型として年内に米国市場へ導入すると発表した。

「スバル 2015年型インプレッサ(米国仕様)」

今回の改良では、米国仕様のインプレッサとして初めて、スバル独自の運転支援システム「EyeSight」を搭載し、EyeSightの米国展開を拡大する。従来型EyeSightに対してステレオカメラを全面的に一新し、視野角と視認距離を約40%拡大することで、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールといった予防安全・運転負荷軽減機能を更に進化させた、日本市場で「EyeSight(ver.3)」と呼ばれている新型EyeSightを採用している。

デザインについては、よりスポーティなフロントフェイスへの刷新、ドアミラーの形状変更、セダンのトランク後端部へのスポイラー採用や、インテリアに金属調アクセントやピアノブラック調パネルを随所に追加するなどして、スポーティさと質感を強化。一方で、サスペンションセッティングの最適化などにより、乗り心地を改良するとともに静粛性を高め、室内の快適性も向上している。

先進の安全性能を付加するとともに、インプレッサ固有の価値である「スタイリッシュな外観と質感の高い内装」「軽快で気持ちの良い走り」「燃費のよさを実感できる環境性能」に一層の磨きをかけることで、車両性能を総合的に強化したとしている。