仲間と一緒に観戦すると楽しい!

広島東洋カープの活躍と共に、すっかり野球ファン以外にも浸透しつつある「カープ女子」というワード。私はよく、「カープ女子ってミーハーなんでしょ? 」「カープ女子って通だよね! 」などと聞かれますが、カープという魅力ある球団の楽しみ方はさまざまですよね?

そこで、今回は私の知るカープ女子のタイプについてお伝えしたいと思います。この記事を読めば、「カープ女子通」間違いなしですよ!

ルール無視カープ女子

私のカープへの心酔ぶりを見て「野球って楽しそう! 」と興味を持ってくれた友人がいたので、後日観戦に誘ったところ、「ルール知らないけど行ってもいいの? 」と聞かれました。私も最初は野球を何も知らず、それでも点が入れば周りの皆が一緒に喜び合うのが楽しく、スーパーキャッチやホームランを間近で見れば、「あの輝いている選手は誰? 」と興味を深めていきました。人に迷惑をかけないという「社会のルール」さえわかっていれば大丈夫! 野球観戦はルールを知らないと楽しめないものではないですよ。

なんちゃってカープ女子

カープ女子が注目されるようになると、いろいろなメディアの方からの撮影が増える一方、借りたユニフォームを着るだけという「なんちゃってカープ女子」の方も、残念ながら見られるようになってしまいました……。ただし、そんな現象も「カープ女子ブーム」がきた証拠です。今まで野球に興味のなかった人が、撮影やユニフォーム着用を機にカープを認知し、「野球といえばカープ」になるという展開もあるはずです!

一番左の子は、モデルのSHIHOさんに似ていますが……そっくりさんです

ガチンコカープ女子

にわかファンではなく、選手たちが高校野球児として甲子園で活躍した当時からファンという、ガチンコなファンです。彼女らに人気なのは、やっぱり1991年生まれの「91年組」で、主に堂林翔太選手や大瀬良大地投手などです。若い子に多いですが、野球愛が強くルールにも詳しいのが特徴です。

けなげカープ女子

仕事よりもカープ観戦を優先し、遠征も厭(いと)わず。けなげに現地から選手へ声援を送り、内野での一人観戦も日常茶飯事。目が肥えているため、選手のコンディションやちょっとした変化、例えば髪を切ったかどうかにもすぐ気付く。かつて、現在は巨人で活躍する大竹寛投手が髪を切った、と彼女らに言われたときは私も気づけませんでした。おそるべし。

横浜スタジアムでの一枚。「けなげカープ女子」は、広島からこういった遠征先の球場にも応援に行きます

元祖カープ女子

カープ女子という言葉が広まる以前からカープファンだったことに誇りがあるため、最近ファンになったカープ女子たちと一緒にされたくないという思いが強いファンです。長く主力の一人として活躍するも、ケガ以来ここ2年ほど一軍グラウンドから遠ざかっている東出輝裕選手の復帰を願い、中にはカープ女子ブームに戸惑い「早く終わればいいのに」と思っている方もいるようですが……。低迷期も応援し続けた気の長さと我慢強さはカープファンに必要不可欠。元祖カープ女子なくしては、今のカープ女子ブームはありえません!

ジャニヲタカープ女子

読んで字のごとく、イケメンぞろいのジャニーズを愛する人たちのように、イケメンのカープ選手を応援するカープ女子。唯一知っている堂林翔太選手を『どーりん』と呼び、今季は『いっちー』こと一岡竜司投手に注目しているようです。とにかく黄色い声がよく通る。たまにグラウンドをアリーナと言う。これ、ジョークじゃないですよ。

いかがでしたか? 私の主観だらけではありますが、いろいろなカープ女子を紹介させていただきました。楽しみ方はそれぞれでも、カープへの愛があれば皆大事な仲間ですよね。今はにわかファンでも、来年はにわかファンを育てる側になっているかもしれない。カープにはその魅力があると思います!

まだ逆転優勝の可能性はある! 最後まで頑張れカープ!

筆者プロフィール: 古田ちさこ(ふるた ちさこ)

新潟で生まれ千葉で育った関東カープファン。年間で20試合ほどカープ戦を観戦。「東京音頭」も「闘魂込めて」も「熱き星たちよ」も歌えるが、CCダンスが踊れない。年に一度のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島での観戦を楽しみに、ふだんは都内でOL、読者モデルとして活動中。左腕好き。応援している選手は戸田隆矢投手。毎日カープのことをTwitterでつぶやくほか、ブログも書いています。